リップル社、中国市場への進出を計画するも道のりは長い

16日、リップル社EU戦略担当副社長ジェレミー・ライト氏はCNBCのインタビューで、同社の分散型台帳技術(DLT)をクロスボーダー決済市場への適用をさらに加速させていくため、中国市場への進出を計画中であることを発表した。

リップル社ではXRPLedgerというDLTを採用しており、XRPLedgerは承認者のうち8割が取引を承認下取引を台帳へと記録するという方法を用いており、速いスピードで取引の承認を行うことが可能となっている。

ジェレミー・ライト氏以下のように発言し、DLTを利用したクロスボーダー決済の加速のため中国市場への進出計画を明らかにした。

中国は間違いなく注目されている。世界中が関心を持っている地域だ。

ブロックチェーンとは仮想塚における基盤技術となっており、リップルのネットワークは本来決済処理の向上のために設計されており、ユニクレジットやサンタンデール、UBSなどの100以上の金融機関がこのネットワークに参加をしている。

リップル社は今年2月に中国やヨーロッパ、米国の顧客に対しより迅速で安価の国際決済を提供していくため、中国国内の決済サービスプロバイダーである連連(LianLian)と提携して中国進出を試みている。しかし現状、中国市場への進出はLianLianの一社に留まっている。

中国市場は決済系アプリの需要が、他国と比較しても非常に高く「Alipay」や「WechatPay」など、多数の大手フィンテック企業の本拠地である。
このような企業有する中国市場を抑えるには、かなりの時間と労力を要することは間違いないだろう。

今年1月にリップル社のCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏は将来的に中国市場へ参入していく際には、中国人民銀行を含んだ現地パートナーと提携していくとも話している。