KuCoin PayとAEONが提携、仮想通貨決済の実店舗とオンライン対応を実現

USDTを表示したスマートフォンでQRコードを読み取り、仮想通貨決済を行っているシーン。背景にブロックチェーンを示すデジタルな演出。

KuCoin PayとAEONが提携で仮想通貨決済の実店舗とオンライン対応を実現

仮想通貨取引所KuCoin(クーコイン)が提供するモバイル決済サービス「KuCoin Pay」は、Web3決済プロトコル「AEON」との提携を発表した。

これにより、ユーザーはテザー(Tether/USDT)、USDコイン(USDCoin/USDC)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、トンコイン(Toncoin/TON)、バイナンスコイン(Binance Coin/BNB)といった主要な仮想通貨を使って、実店舗およびオンライン上での支払いが可能になる。

AEONが提供するチェーンに依存しない高速インフラを活用することで、KuCoin Payはアジア、アフリカ、ラテンアメリカといった新興市場での決済サービス展開を加速させる構えだ。

仮想通貨での買い物が現実に

今回の統合により、KuCoin PayのユーザーはAEONのネットワークを介して、リアル店舗およびECサイトでUSDT、USDC、ETH、TON、BNBによる支払いができるようになった。

さらに、AEONの技術基盤により、定期支払いやスケジュール取引といった自動決済にも対応可能。日常的な支払いニーズに応える利便性を備えている点が特徴だ。

AEONは複数のブロックチェーンネットワークに対応した決済プロトコルを提供しており、今回の提携はそのグローバル展開をさらに推進する動きとなる。すでにステラ(Stellar)ネットワークとも連携しており、ステラルーメン(XLM)やUSDCなどを統合したモバイルソリューション「AEON Pay」の提供も開始している。

KuCoinとの統合は、この戦略的展開の一環であり、より多様な仮想通貨とユースケースへの対応が期待されている。

AEONとKuCoinが描く今後の展望

AEONは公式Xで、KuCoin Payとの連携によりWeb3モバイル決済の強化を表明している。

日本語訳:
AEONは、kucoincomと提携し、現実世界のWeb3モバイル決済をレベルアップします!
AEONは、ネイティブWeb3決済方法としてKuCoin Payをサポートするようになりました。同時に、AEONはKuCoin Payにネイティブに統合されているため、ユーザーは2,000万以上の加盟店で仮想通貨をスキャンして支払いができます。

投稿によると、AEONとKuCoin Payは相互に統合され、ユーザーは世界中の2,000万以上の加盟店で仮想通貨による支払いが可能になり、ユーザーは世界中の2,000万以上の加盟店で仮想通貨による支払いが可能になったとしている。

この取り組みは、仮想通貨取引企業が小売業界やEC領域と連携し、従来の決済手段とWeb3の橋渡しを行う世界的な潮流の一端を成す。KuCoinとAEONの協業は、その中でも実用化に近い段階へと進んだ事例といえる。今後も両社は、仮想通貨決済の利用シーン拡大と利便性向上を目指し、さらなる機能拡張と市場開拓を進めていく見通しだ。

 

ABOUTこの記事をかいた人

2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム