SBIホールディングス、仮想通貨部門B2C2の株式売却報道を否定

SBIホールディングスが仮想通貨部門B2C2の株式売却か

SBIホールディングスは、仮想通貨取引子会社B2C2の1億ドル(約145.7億円)の株式を売却する予定との主張を否定した。

2025年4月8日(火曜日)付けブルームバーグの報道によると、同社傘下のSBIファイナンシャルサービスが、仮想通貨マーケットメイキング子会社B2C2の少数株式を1億ドルで売却する可能性を検討しているという。SBIが複数の買い手候補と交渉中であると複数の情報源の話を引用して報じている。

しかし、ブルームバーグによると、SBIの広報担当者は、同社は売却を検討していないと報道を否定。B2C2もこの件についてコメントを控えている。SBIホールディングスは当初、2020年7月にB2C2の少数株式を取得し、数百万人の顧客向けの仮想通貨サービスを強化することを目的とした戦略的パートナーシップを確立するために3,000万ドル(約43.6億円)を投資している。

その時、2020年9月からB2C2が、暗号資産交換業者のSBI VCトレードに接続を開始しており、それ以来SBI VCトレードの1日の取引高は10倍に増加したと述べている。

デジタル資産の買収

2020年12月までにSBIはB2C2を完全買収し、デジタル資産ディーリングデスクを運営する最初の大手金融グループとしての地位を確立した。

買収以来B2C2は、仮想通貨市場での存在感を拡大しており、2023年8月、同社はフランスのマーケットメイキング会社Woorton(ウールトン)を買収し、EU(欧州連合)内で事業を行うための規制ライセンスを取得。この動きは、B2C2のサービスを強化し、EU全域の機関投資家に流動性を提供するというより広範な戦略の一環である。

SBIホールディングスはデジタル資産分野で重要なプレーヤーであり、仮想通貨を従来の金融サービスに統合するためのさまざまな取り組みをしており、ブロックチェーン企業と協力し、複数の仮想通貨関連プロジェクトに投資し、進化するデジタル経済への取り組みを強調している。

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