仮想通貨が全体的に下落|米証券取引委員会「SEC」のETF承認を延期

仮想通貨の上昇、下降を視野的に見やすくした仮想通貨サイト「coin360」では、ドルの値段と連動した仮想通貨「USDT(テザー)」を除いてほぼ下降している状態が見て取れる。USDTはTether(テザー)社が発行している仮想通貨であり、価格はドルとほぼ連動しているので、それを利用しビットコイン等の最終的な利確に使用されることが多い仮想通貨である。

今回の下落の原因としては、米証券取引委員会「SEC」がETFの承認を9月末まで延期したことがきっかけである。この下落によりビットコインの価格は週で最安値となった。

ETFの承認とは、SECの承認により証券取引所の金融商品取引所に上場することであり、承認されることで大量の資金が流れ込むことが予想されるためETFの承認でビットコインが上昇することに期待がされている。

また、時価総額10位以内の仮想通貨は全面安であり、ビットコインに次ぐ時価総額2位の仮想通貨「イーサリアム」も1日で6.6%下落しており、4万円を切る勢いである。先日、アメリカの大手仮想通貨取引所「CoinBase(コインベース)」へ上場する準備を発表したことで上昇した「イーサリアムクラシック」も、今回の下落で一時1,700円台まで戻した。

運営の見解

運営の椎木

ほぼわかっていたことだと思いますが、まずこの日に最初の承認期日を設けたのも少し疑問です。ここ2週間くらいETFの話題で多くのメディアが持ちきりでしたが、意図的にこの日に承認期限を設けて、否認をし価格を下げたかったように見えます。大口は30万円代まで価格を下げたいと発言している人もいるくらいで、FXのショート勢だけが生きようとしていましたね。

また、9月にもありますが、ETFの承認にはまだまだ決めなければいけないルールやユーザの拡大や取引所の規制強化やルール作りなどまだまだ準備不足な側面が多く残っています。

次の期限も承認されるとは思いませんが、どうなるかは誰にもわかりません。しかし、多数のメディアを観察しているとその動向が少し見えてくると思いますので、当メディアでも独自の見解を出していきたいとお思います。投資は自己判断ですので、あくまでも参考にしてください。