日本のゲーム会社大手Gumi Inc.、Web3プレゼンス拡大のためビットコインに10億円相当を投資

日本のゲーム会社大手Gumiがビットコインに10億円相当を投資

東京を拠点とするゲームスタジオ株式会社Gumi(Gumi Inc.)は、2025年5月までに10億円をビットコイン(Bitcoin/BTC)に投資する予定だ。

同社は、2025年2月から5月の3カ月をかけてブロックチェーンへの取り組みを強化。仮想通貨市場の機会を活用することを目指し、2月10日の取締役会後に10億円をビットコインへの投資計画を発表。また、余剰資金を使って財務戦略を多様化していくとのこと。さらに、高品質トークンの取得と管理も含まれており、ビットコインを金融セキュリティとWeb3 の拡大の鍵と見てWeb3拡大に向けた大きな一歩となった。

なお、同社は、買収の理由として、Web3およびブロックチェーン業界における自社の地位を「さらに強化する」必要性を挙げており、今回の発表は、ビットコインが他のブロックチェーンネットワークを保護できるようにするステーキングプロトコルであるバビロン(Babylon)への参加を通じて、ブロックチェーンノードの運用を拡大するというグミの取り組みに沿ったものだ。

グミがビットコインに投資する理由

人気のモバイルゲーム「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」で知られるグミは、ビットコインを金融資産であると同時にブロックチェーンの成長のためのツールと見なしている。

ビットコインをビジネス戦略に組み込むことで、Web3分野での地位を強化することを目指している。また、同社は定期的に仮想通貨の保有を評価し、財務記録に利益や損失を報告して透明性を確保する予定という。

さらに、ビットコインを購入するだけでなく、ブロックチェーンインフラにも投資しており、2025年第2四半期にビットコインステーキングに焦点を当てたプロジェクトのバビロンプロトコルのバリデータとして機能する日本初の上場企業になった。同社は、ビットコインをステーキングすることで、潜在的な価格上昇の恩恵を受けながら報酬を獲得したいと考えている。

今回の動きは、仮想通貨資産をビジネスモデルに統合するというGumiの戦略的転換を強調している。過去に同社は、ゲーム大手の株式会社スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX CO., LTD.)や金融コングロマリットのSBIホールディングス株式会社(SBI Holdings, Inc.)と提携を結んでいた。

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