仮想通貨マイニング企業HIVE Digital、パラグアイに100MWのセンター建設計画を発表

HIVE Digitalがパラグアイに100MWのセンター建設計画を発表

カナダの仮想通貨マイニング企業HIVE Digitalは、収益を増やすためにパラグアイに100MW(メガワット)のマイニングセンターを建設する計画を発表した。

HIVE Digitalは、パラグアイに100MWのデジタル資産マイニング施設の建設準備を進めており、これにより同社の収益は倍増し、ハッシュレートも増加すると見込まれ、イタイプ水力発電ダムから供給されるクリーンエネルギーを利用するとのことだ。

バンクーバーに本社を置くこの同社、は月曜日のプレスリリースで、この仮想通貨マイニングサイトがパラグアイの政府所有の公益事業会社に「1億ドルを超える」安定した米ドル収入をもたらすと主張。HIVEのフランク・ホームズ(Frank Holmes)会長は、この件について、この契約により同社のビットコインマイニング事業に「1秒あたり6.5エクサハッシュ(EH/s)」が追加され、同社の世界的資源は12.1 EH/sに増加すると予想していると述べたうえで、次のように語っている。

これは当社の多角的成長戦略における重要な節目であり、カナダ、スウェーデン、アイスランド、そしてパラグアイでのデータセンター事業により、グローバル展開を拡大するという当社のコミットメントを支えるものです。この事業が健全な利益をもたらし、長期的な価値を生み出し、地域の経済成長とイノベーションを促進できると確信しています。


500台のマイニング機器購入を発表

HIVE Digitalは今発表に際し、Bitmain S21 Pro Antminerを500台追加購入したことも明らかにしている。

HIVEのルーク・ロッシー(Luke Rossy)COO(最高執行責任者)は、追加購入について、毎月の設備アップグレードのペースを維持するために必要だと述べている。ユニットは7月下旬に出荷される予定で、同社はマイニング機が完全設置されると、総運用ハッシュレートが5.6 EH/sに増加すると予想しているとプレスリリースには記載されている。

100MWのデータセンターのような大規模なインフラプロジェクトは、政府の公益事業会社に3年間で1億ドル(約156.3億円)の安定した米ドル収入をもたらすと見込まれている。また、地域経済の成長に貢献し、教育とスキル開発を促進するために地元で雇用する予定とのこと。さらに同社は、グリッドバランシング(※電力網への適切な電力量供給プロセス)と需要応答の専門知識を活用し、余剰電力や十分に活用されていない電力資産を活用しつつ、継続的な産業成長を促進すると発表している。パラグアイでの今後の拡大は、エネルギー価格や課税などの政府の財政政策の安定性などの重要な要因に基づくと同社は述べた。

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