メモリープール(Mempool)に送金が滞留しているがビットコインの1日あたりの取引レートは過去最高を記録

ビットコインの1日当たりの取引レートが過去最高を記録

ビットコイン(Bitcoin/BTC)は2023年に勢いを増し、記録を次々と更新しており、現在、メモリープール(Mempool)にて送金が停滞している状態ではあるものの、ビットコインの1日当たりの取引レートが過去最高を記録している事が分かった。

2023年5月2日(火曜日)、ブロック高さ787,895で、仮想通貨ハッシュレートは491エクサハッシュ/秒(EH/s)まで上昇。さらにさかのぼると、4月20日には、ブロック高さ786,240で、難易度は48兆7,100億という新たな最高値に達している。

しかし、今月(2023年5月)急増しているのはそれだけではない。ビットコインネットワーク上で処理される毎日のトランザクション数も過去最高を記録しており、5月1日には68万2,281件のトランザクションが確認されており、9日後の10日には67万1,668件のトランザクションが確認されている。

ビットコインの1日あたりの取引数が記録を破り70万件に迫る

ビットコインは2023年に記録を更新し、ハッシュレート難易度 は史上最高値に達しているものの、仮想通貨にとってすべてが順風満帆だったわけではない。

Ycharts「Bitcoin Transactions Per Day(日本語訳:1日あたりのビットコイントランザクション数」)より画像引用

5月7日(日曜日)、50万件以上の未確認取引によりメンプールに混乱が生じた結果、手数料高騰につながっている。これは未確認トランザクションの生涯記録を更新する数であったものの、その後混雑は緩和され、現在では約250,000件のトランザクションが処理を待っている。また、オーディナルの碑文活動が未処理の原因の多くに大きな役割を果たしているのも周知の事実だ。

トランザクションキューによって引き起こされたドラマにもかかわらず、仮想通貨ネットワークは、1日あたり非常に多くのトランザクションを処理することがで、5月は特に注目に値する月で、ネットワークは初日に毎日確認されたトランザクションのATH(史上最高値)を記録している。

ビットコインのハッシュレートがATH491EH/sに達する1日前の5月1日に682,281件の大規模転送が確認されている。また、5月6日から2023年5月15日まで、1日あたりのトランザクションは50万件を下回っておらず、5月10日にはマイナーは67万1,668件のトランザクションを確認している。

ビットコインは毎日の確認済みトランザクション数が減速する兆しは見えず、5月14日だけで63万1,677件のトランザクションを処理。しかし、メモリープールにはまだ約25万件の未確認取引が残っており、手数料は1回の送金につき1.46ドルから2.42ドル(約198.3円から328.8円)となっている。2023年5月15日のfork.lolによる統計によると、高額な手数料にもかかわらず、ビットコインネットワークは依然として好調で、5月15日(月曜日)までに55万239件のトランザクションを処理している。

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