ステーブルコインUSDC、ステラ(XLM)ブロックチェーンで発行予定
Circleとコインベースが管理する米ドルペッグのステーブルコイン「USDC」が、2021年第1四半期にステラ(XLM)ブロックチェーンでリリースされる予定であることを発表した。
Circleは、来年の第1四半期までに、支払いツール、インフラストラクチャAPI、ビジネスアカウント製品など、ステラの膨大な数の製品にUSDCサポートを追加する予定である。現在、USDCに対応しているネットワークは、イーサリアム(ETH)とアルゴランド(ALGO)の2つのネットワーク上で発行されており、ステラ(XLM)が加わることで三つ目のサポートブロックチェーンとなる予定だ。
ステーブルコインは、実世界の資産に固定された仮想通貨トークンであり、USDCは米ドルに固定されているため、1ドルと1USDCは同じ一対一のレートで取引できるという特徴がある。Circleはブログ投稿で、プラットフォームのステラでUSDCを介してこれらの金融包摂ソリューションを構築する際に、企業や開発者をサポートできることを喜ぶ内容を投稿している。CircleのCEOであるJeremeyAllaire氏は、次のように述べている。
ステラネットワークがもたらす相互運用性の向上と幅広い開発能力を高く評価しており、ステラに強力で安定したUSDアンカーを追加することでエコシステムがどのように成長するかを楽しみにしています。
一方で、ステラ開発財団のCEO兼エグゼクティブディレクターのDenelleDixon氏は、「ステラにUSDCを追加することで、高速なネットワークを利用することができ、USDCの利用者やデベロッパーも恩恵を受けることができるでしょう。またネットワーク上に構築する開発者とビジネスに成長と革新の新しい道を開くことができます。」と述べている。
Circleは長年の間、イーサリアムブロックチェーンへの依存を終わらせようと努めてきており、 6月には、Algorandブロックチェーンのサポートを発表している。また、The Blockのデータダッシュボードによると、時価総額が約27億ドルのUSDCは、時価総額が150億ドルのテザー(USDT)に次いで時価総額で2番目に大きいステーブルコインとなっているとのことだ。