Crypto.comコインがLAレイカーズの命名権取得以降91%の急上昇

Crypto.comのCROが90%以上の急上昇

シンガポールに拠点を構え、仮想通貨交換アプリを運営するCrypto.comのCrypto.comコイン(Crypto.com Coin/CRO)は、取引所がロサンゼルスレイカーズとロサンゼルスクリッパーズの本拠地の命名権を確保したと発表してから1週間で90%以上も上昇したことが分かった。

CROは11月22日(月曜日)に0.7536ドル(約86.7円)に上昇。これは、11月17日の価格0.3931ドル(約45.24円)から比較して91%上昇している。CROは21日(日曜日)に史上最高値の0.7984ドル(約91.88円ん)に達しており、この時には103%の上昇を見せている。CoinMarketCapによると、CROは11月23日13時時点で、1CRO=88.77円、前日同時刻比10.20%、1週間で85.36%の上昇を果たしており、時価総額は2兆2,416億円を超え、時価総額ランキングで人気ミームの一つであるシバイヌ(SHIBA INU/SHIB)に次ぐ13位に浮上した。

Crypto.comは11月の第3週に、クリスマスの日から始まる20年間のネーミングライツについて、ステープルズセンターの所有者であるAEGと契約を結び、マーケティングのスラムダンクを獲得したことで話題になったばかりである。7億ドル(約805億円)で、全米・プロバスケットボール協会NBA加盟チームであるLos Angeles Lakers(ロサンゼルスレイカーズ)の公式ホームはCrypto.comArenaと名付けられることが決定しており、CoinSharesのメルテム・デミロス(Meltem Demirors)CSO(最高戦略責任者)はTwitterで次のように語った。

この取引は、13倍以上の利益をもたらし、トークンの配布を解きほぐすのは難しく、誰が利益を得たのか、しかしスマートなトークンマーケティング戦略です!


Crypto.comによる注目のマーケティングプッシュ

今回の命名権取得は、同取引所による初の注目を集めるマーケティングプッシュではなく、2021年10月にCrypto.comは、プラットフォームの認知度向上を目的に、ハリウッドスターのマット・デイモン(Matt Damon)氏を初のマーケティングブリッツに参加させている。

仮想通貨売買プラットフォームを運営するCrypto.comは、FTXのプレイブックからの同様の動きに従い、サム・バンクマン・フリード(Sam Bankman-Fried)氏が率いるFTXは現在、アリーナとして知られているマイアミヒートの本拠地の命名権を購入するなど、2021年は多くのスポーツ契約を結んでいる。また、先日、全米野球記者協会の投票で選出されるリーグ最優秀選手であるMVPを獲得した米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手をブランドアンバサダーとして起用し、NFL(プロアメリカンフットボールリーグ)のクォーターバックであるトム・ブレイディ(Tom Brady)氏やNBAのレジェンドであるスティーブン・カリー(Stephen Curry)氏などの事例が高い注目を集めている。

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