SECがビットコインETF否定は仮想通貨崩壊の高リスクとアナリストが警告

アナリストはSECによるビットコインETF否定は仮想通貨崩壊の高リスクと警告

SEC(米国証券取引委員会)が物理的に裏付けられたビットコインETF(上場投資信託)の承認に関する極めて重要な決定に近づき、仮想通貨コミュニティでは期待が高まる中、アナリストが差し迫った危険についてコミュニティに警告した事が分かった。

日本語訳:
スポットビットコインETFが1月に承認されなかった場合、仮想通貨史上で最も大きな問題の1つになる可能性があります…
私の基本的なケースではありませんが、ここでの過去の経緯を完全に排除することはできません(これが、100%に“近い”と述べた理由です)。
とはいえ、グレースケール法廷での勝利以前の私の当初の勝利予測に固執します。

2022 年の FTX 取引所崩壊の影響でまだ余震が続く業界では、感情が高ぶって勝敗の瞬間に備えている。誰もがこの承認と1,000億ドル(約14.3兆円)の賭けを応援している一方で、アナリストのネイト・ゲラシ(Nate Geraci)氏は差し迫った危険についてコミュニティに警告。同氏は、ETFが承認確保できなければ市場に大混乱が生じる可能性を示唆。同氏を含む一部の人々の間では、SECがゴーサインを与える可能性があるという確固たる信念が存在する。

来月(2024年1月)に予定されている差し迫った決定は、仮想通貨が従来金融にどのように統合されるかを再定義する可能性があり、両分野にとって極めて重要な瞬間となる。最近のビットコイン価値急騰(1BTC=6,154,300円(42,880.33ドル)、※2023年12月19日15:00、CoinGeko調べ)は、ETFの承認への期待にかかっており、特にFTX崩壊による後退後は顕著である。キャシー・ウッド(Cathie Wood)氏のARK Investment(ARKインベストメント)などのウォール街の大手企業は、SECの同意を心待ちにしているのが現状だ。

ETF承認に対するゲーリー・ゲンスラー委員長による返答

SECのゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長は最近、SECが8件から12件のETF申請を綿密に調査していることを明らかにし、規制現場に緊張感を与えている。

CNBCのインタビューで同委員長は、仮想通貨分野におけるコンプライアンスに関して重大な懸念を表明。証券法やマネーロンダリング(資金洗浄)防止規則の順守、業界での違法行為に対する保護の必要性についての懸念を強調。さらに同委員長は、仮想通貨取引所で見られる混合慣行を批判し、従来の金融システムでは許可されない活動を強調している。

最近の動きで、裁判所はSECの否認の理由についてビットコインの価格操作の恐れを挙げたうえで却下したが、それでも先物商品にゴーサインを出している。アナリストらは現在、Blackrock(ブラックロック)の申請が大きな影響力を持っており、承認の確率は80%と推定。さらに、ステーブルコインの流れに対する政府監督法案の提出も関心を集めている。

なお、この新しい提案はETF承認に関する懸念を引き起こし、仮想通貨物語の進化に貢献している。