メタプラネット(Metaplanet)、ビットコイン購入増額のため14億ドルを調達し、海外での株式公開を完了

メタプラネットがビットコイン保有をより一層強化へ

日本のビットコイン(Bitcoin/BTC)トレジャリー企業メタプラネット株式会社(Metaplanet)は、2025年9月8日(月曜日)に136BTCを購入し、保有ビットコインを20,136BTCに増加。また、翌9日、海外でのIPO(新規株式公開)を1億8,000万株から3億8,500万株に増額し、2,050億円(約14億ドル)を調達したと発表した。

東京に拠点を置く同社は、このうち1,837億円を資金運用のためのビットコイン購入に充てる予定で仮想通貨を中核的な財務資産と位置付ける戦略を強化する計画だ。また、残りの204億円については、ビットコインの収益事業に充当することを明らかにしている。今回の追加購入で同社は、BTC保有量を20,136BTCから32,726BTCに増加させ、62.5%増加させた。

同社は、2年間の目標を達成した後も、ビットコイン蓄積への取り組みに注力。ビットコイン価格が約11万1千ドル(約1,639万円)で取引されていることから、同社のBTC保有額は22億ドル(約3,244.5億円)と評価されている。なお、今月初め、同社の臨時株主総会において株主は、ビットコイン準備金を増やすために8億8,400万ドルの計画を承認しており、承認された決議には、発行済み株式総数の増加と、永久優先株に関する新たな条項が含まれていた。

準備資産としてのビットコイン戦略強化

同社は、マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏のビットコイン蓄積戦略を忠実に踏襲している。

BitcoinTreasuriesによると、世界中で約319の企業がビットコインの純保有量を371万BTCに増やしており、過去30日間で1.79%増加。メタプラネットが14億ドル相当のビットコイン購入を完了すれば、現在6位の同社はBTCを保有する上場企業の中で4番目に大きな企業となり、保有ビットコイン数は3万ビットコインを超える可能性がある。

メタプラネットの資金調達は、企業が財務ポジションをヘッジするためにデジタル資産を活用するというトレンドの拡大に拍車をかけている。同社は法定通貨をビットコインに換金することでリスクを負っているが、ビットコイン関連の企業戦略を注視する世界中の投資家から引き続き注目を集めている。

 

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