ゲーム特化型ブロックチェーンゲームOasys(オアシス)とは

オアシスブロックチェーンとは

ゲーム業過に革命を起こすことが期待され、2022年12月12日に登場したばかりのゲーム特化型ブロックチェーンOasys(オアシス)とは何かについて解説。

ゲームに特化したブロックチェーンで、速い、そしてガス代が無料という特徴を持ったブックチェーンだ。今までのブロックチェーンゲームの欠点を解消するために誕生したオアシスは、25億円もの資金が集まったこのプロジェクトは、仮想通貨取引所のbitbankや投資大手のJump Trading Groupの仮想通貨部門JUMP CRYPTOが参加するなど、本気度を感じられるプロジェクトである。

オアシスは、2022年2月にシンガポールに拠点を置くOasys Pte,Ltd.(オアシスプライベートリミテッド)によって開発されており、ブロックチェーンの中で使用する通貨がOASである。オアシスの驚くべき点は、シンガポールに拠点を置く企業が開発しているものの、日本初のブロックチェーンと言ってもよいほど、日本のゲーム関連企業をはじめとする大手企業が参加および支援をしている事である。

Oasysの特徴

オアシスはどの様なブロックチェーンなのか、特徴として、プレイステーションや任天度スイッチ、オンラインゲームといった既存のゲームを、ブロックチェーン上でもできるように目指したのがオアシスだ。

では、なぜゲーム特化型のブロックチェーンを開発したのか、そこには、これまでに既存のブロックチェーンゲームが抱える、さまざまな問題や欠点が挙げられている。今までのブロックチェーンゲームは、主にイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーンが「スマートコントラクト」という技術を使っていたことが、イーサリアムブロックチェーンを使っていた大きな要因である。

このスマートコントラクトとは、条件を満たすことで契約や取引が実行されるブロックチェーン上の契約のことである。この技術はとても画期的なもので、これまでは送金のように、数字のみのやり取りであったものが、このスマートコントラクトによって、画像の売買で高い関心が寄せられたNFTやゲームなど、あらゆる事が実現可能になった事である。

しかし、ブロックチェーン上でゲームができるようになると、ガス代が高くなるなどの新たな問題が発生。ブロックチェーンの利用には、「ガス代」と呼ばれる手数料が発生する仕組みだが、ゲームを楽しむユーザーが集中することで、取引き量の増加により、手数料が高騰。その結果、ゲームはしないが通貨の送金だけをしたいユーザーもガス代高騰やCoinがなかなか送れないなどの影響を受けることとなった。

そのような課題を解決しようと、早くて安いブロックチェーンがこれマニも多く開発されてきた。オアシスの開発チームには、MyCryptoHeroesというゲームを開発したチームが参加している。このMyCryptoHeroesはイーサリアムを利用した老舗のブロックチェーンゲームで初期から続く人気のゲームではあるものの、やはり遅い、ガス代が高いといった問題が課題を抱えていた。対戦ゲームでは速さがゲームの人気を左右するといっても過言ではなく、これらが同ゲームお回台としてのしかかっていたのが実情である。湯=ザがもっとゲームを楽しめるブロックチェーンを開発できないかとオアシスの開発を進めてきたという経緯がある。

ゲーム業界のトップが終結

ゲーム特化型のブロックチェーンを開発するとなると、必要不可欠なのが資金である。

オアシスの開発には、ブロックチェーンエキスパートなど、強力あパートナーが終結しており、創設の際には、バンダイナムコ研究所の中谷始代表取締役社長や。セガの内海州史取締役副社長など、名だたる企業が関与している。

新しいブロックチェーンを開発するには、それなりの巨額費用が必要だが、オアシスプロジェクトには巨額費用が集まり、2022年7月にプライベートセールを実施し、約25億円の資金調達を成功させている。巨額資金を投じた名だたる企業に数が多いということは、それだけ同プロジェクトの未来や可能性といった部分に企業が惹かれる、注目しているということである。

オアシスを支える名だたる企業

さらに注目しておきたいのが、オアシスを支える企業である。

オアシスブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムは、PoSを採用している。このコンセンサスアルゴリズムは、ブロックチェーンがどのような仕組みで記録されていくのかを表すもので、PoSは現在、地球環境への影響が少ないと言われて居るブロックチェーンの仕組みである。PoSは、Coinを多くロックしておくことで、ネットワークが強固になり、セキュリティが保たれるというものであり、このネットワークを支えている企業が大手有名企業の名が並んでいるのも多くの業界関係者やブロックチェーンゲームユーザーが関心を寄せている大きな要因の一つである。

バリデータと呼ばれるオアシスのネットワークを支える企業には、バンダイナムコ研究所やセガ、国内の大手仮想通貨取引所bitFlyerなど、計21社が参加している事からも期待値の高さがうかがえる。ブロックチェーンを知らない一般ゲームユーザーも、仮想通貨を購入したことがない人でも、ゲームが面白いと感じられれば、スマホゲーム感覚で楽しめ、課金さえしなければ、ずっと無料で遊べるため、ブロックチェーンゲムと意識しなくても近い将来、身近なものになっていくと期待されているのがオアシスである。