XRPはSECの更新の中で弱気の仮想通貨市場に逆らう

XRPが市場の弱気な流れに逆らい上昇

シルバーゲート銀行が閉鎖を計画しているというニュースに続き、他の主要仮想通貨は週を通して価値を失っているものの、リップル(Ripple/XRP)対SEC(米国証券取引委員会)のケースに対する前向きな見通しにより、XRPの価値は上昇していることが分かった。

3月9日(木曜日)のXRP価格はわずかに上昇しており、CoinMarketCapの調べによると、3月10日(金曜日)14:30時点での価格は、1XRP=50円(0.372ドル)前後で推移しており、前日同時刻比-4.04%となっているものの、1週間では+1.21%となり、時価総額2兆5,925億円となっている。

XRP の最近のパフォーマンスは注目に値し、過去1週間で他の多くの主要仮想通貨を上回っており、ビットコイン(Bitcoin/BTC)-6.7%、イーサリアム(Ethereum/ETH)-5.3%、カルダノ(Cardano/ADA)-9%、ソラナ(Solana/SOL)-5%の下落となっているものの、XRPは過去7日間で5%上昇し、本日の下落へとつながっていった。この傾向は、テクニカル指標を含むさまざまな要因に起因する可能性があるものの、進行中のSEC対リップルの訴訟に関する前向きな感情は、XRPの最近の上昇の重要な原動力となっている。

リップルCEOのコメントがXRP価格を押し上げる

月曜日の裁判所の判決後、投資家はRipple対SECの訴訟を注意深く監視している。

日本語訳:
逆風は強まり続けています – SEC が仮想通貨に対する戦争を宣言したことで、ゲンスラー議長は、企業は単純に登録する必要があると言い続けています。これらのトークンとは何か。

アナリサ・トーレス(Analisa Torres)判事は、双方からの申し立てを認めたり却下したりしたものの、専門家証人の証言を除外するというSECの申し立ては却下され、被告であるRippleに有利な立場を提供した。Rippleのブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)CEO(最高経営責任者)は、仮想通貨に対するSECのスタンスについて声高に発言しており、次のように語っている。

ゲンスラー議長は、企業は単純に登録する必要があると主張し続けていますが、実際には、登録されたトークンを取引するためのインフラストラクチャーが整備されておらず、これらのトークンが何であるかについての明確さもありません。

同CEOは、規制に完全に反対しているわけではないと述べており、米国は仮想通貨の明確な規制の枠組みを確立するために取り組んできた他の国々から学べると指摘している。仮想通貨ユーザーらは、ヒンマン文書(Hinman Documents)に関する裁判所の判決を注意深く監視。これらは、XRPおよび、より広範な仮想通貨市場に大きな影響を与える可能性があるためだ。市場全体は、SECの動議が拒否された場合の和解憶測の中で、特定のコンテンツを編集するというSECの動議に関する決定を待っている。

弱気の仮想通貨市場でのXRPの最新パフォーマンスは、Ripple対SECのケースを取り巻くポジティブなニュースに起因する可能性がある。他の主要な仮想通貨が価値を失っている一方で、XRP価値は上昇し、進行中の法廷闘争の結果について投資家が楽観的であることを改めて浮き彫りにしている。