Geminiがイーサリアム合併に向けてステーキングのサポートを発表

Geminiがステーキングのサポートを発表

仮想通貨取引所Geminiは、8月18日(木曜日)からステーキングをサポートすると発表し、最初にポリゴン(Polygon/MATIC)をサポートし、次にイーサリアム(Ethereum/ETH)、ソラナ(Solana/SOL)、ポルカドット(Polkadot/DOT)、オーディアス(Audius/AUDIO)の順にサポートしていくことが分かった。

2015年に双子のウィンクルボス(Winklevoss)兄弟によって設立された仮想通貨取引所Geminiは、ステーキングのサポートを発表。同取引所のユーザーは適格な仮想通貨で報酬を得られるようになった。同取引所は発表の中で、ユーザーは最初にMATIC トークンに賭けて報酬を得るられると述べ、他の4銘柄についても順次ステーキングが近い将来利用可能になると述べている。

時価総額上位通貨のステーキングサポート

オーディアスを除き、Geminiがステーキングのサポートを発表した銘柄はすべて、時価総額15位以内に入っている仮想通貨市場でトップの仮想通貨である。

同社はステーキングを、入金された仮想通貨から利回りを生み出す別のサービスであるGemini Earn(ジェミニ アーン)と対比させている。GeminiはEarn サービスでサードパーティの借り手と提携しているものの、ステーキングサービスはブロックチェーンの検証から報酬を引き出す。Gemini が独自のバリデータノードを実行する予定なのか、それとも外部のバリデータと連携する予定なのかは現段階で明らかになっていない。

Geminiは、同社サービスを利用するユーザーは、技術要件が軽減されるというメリットがあると述べており、インフラストラクチャーのコスト、ガス料金、および大幅な違約金を負担するとのことだ。また、ユーザーが独自の鍵を管理するのではなく、セキュリティに対する組織的なアプローチも提供していくという。

Geminiステーキングは、シンガポール、香港、米国 (ニューヨークを除く) の 3カ国で利用でき、同社プロダクト マネージャーであるフランク・ケンネ(Franck Kengne)氏は、ステーキングの導入について、次のように語っている。

フルスイートサービスを提供するというGeminiのコミットメントを強調するものです。顧客に新しいオプションを提供する上で、ステーキングは重要な次のステップです。

ステーキングのサポートを決めた仮想通貨取引所はGeminiだけではなく、CoinbaseBinanceKrakenFTXKucoinCrypto.comなどの他の仮想通貨取引所も、ここ数カ月~数年でステーキングサービスを導入している。しかし、Coinbaseについては最近、万が一イーサリアムの検閲を余儀なくされた場合に備え、ステーキングサービスを中止することを望んでいる事が分かっている。