CoinLoanが市場パニックの影響を受けて引き出し限度額を99%引き下げ

CoinLoan が引き出し限度額を99%引き下げへ

エストニアに本拠を構える仮想通貨担保ローンおよび貸付プラットフォームであるCoinLoanは、顧客に対して新たに1日あたり5,000ドル(約68万円)の新しい引き出し限度額を設定し、これまでの限度額から99%引き下げた事が分かった。

同社は、最近の市場の混乱による影響は受けていないと主張しており、資金の引き出しが急増したため変更を実施したと主張している。あくまでも同社は今回の引き出し限度額99%の引き下げは、競合他社の流動性の問題によって引き起こされたFUD(悪い噂、※Fear=恐怖、Uncertainty=不確実、Doubt=疑問からくる造語)であると主張している。

引き出し限度額99%引き下げは一時的措置

CoinLoanの以前の制限は1日あたり500,000ドル(約6,800万円)に設定されており、CoinLoanは、今回の措置は一時的なものであり、すぐに有効になると述べている。

CoinLoanは、テラステーブルコインの崩壊、ヘッジファンドのワイプアウト、または主要なプロトコルの流動性の問題によって「おそらく影響を受けていない唯一の企業」であると自慢していたものの、影響を受けた仮想通貨企業によって引き起こされた「混乱」が今や「撤退の急増」につながったと主張している。

新しい引き出し限度額は、バランスの取れた資金の流れを確保し、「流動性関連の中断」を回避するために、会社によって「予防措置」を講じたと述べている。現在の流動性のレベルはすべての顧客のニーズを満たすのに十分であると主張しているものの、すべての引き出しを停止することはビジネスの観点から「より便利」であると認めた。

2017年に設立されたCoinLoanは、仮想通貨市場で最も古いCeFiプラットフォームの1つである。CeFiは、DeFi=分散型ファイナンスプロトコルを活用して高利回りを実現する集中型企業を表すために使用される用語で、同社は現在、ステーブルコインと法定通貨(British PoundおよびEuro)で12.3%のAPYを提供し、ビットコイン(Bitcoin/BTC)と他の12銘柄に上る主要仮想通貨で7.2%ものAPYを提供している。

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