Metaが第1四半期に30億ドル近くの損失を報告

第1四半期財務報告で30億ドル近くの損失を報告

マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏が率いるMeta Platforms Inc.(旧社名:Facebook)は、2022年の第1四半期で30億ドル(約3,900億円)近くの収益の損失を報告した事が分かった。

第1四半期財務報告は、VR(Virtual Reality =仮想現実)とAR(Augmented Reality=拡張現実)を含むFacebook Reality Labs(FRL)の関連するものが中心となった。収益レポートは、270億ドル(約3兆5,123億円)~290億ドル(約3兆7,725億円ん)の予測収益範囲を満たしているものの、低調であったことを示している。また、同社は年間純利益が21%減少すると予測している。

第4四半期に2,300億ドル(約29兆9,182億円)を超える損失が発生し、Meta株も翌日4分の1以上下落しており、最近のこれらすべての財政的打撃の原因は、マクロ経済(※1)の課題であるように思われます。

(※1)マクロ経済とは…
一国経済全体に着目するもので、政府や企業だけでなく、家計を一括りにした、経済社会全体の動きの事。

VRとARに焦点

Facebook、Messenger、Instagram、Whatsappで構成されるMetaアプリは、主に広告から得られる会社の総収益272億ドル(約3兆5,402億円)の大部分を占めている。

Facebookだけでも、第1四半期のプラットフォームを楽しんでいるアクティブユーザーが19.6億人を超えており、ユーザー数も増加している。FacebookがMetaにリブランドしたため、同社はVRとARに重点を置いている。6億9,500万ドル(約904億円)以上の収入を生み出した同部門は、29億ドル(約3,775億円)の損失を報告しているものの、Metaは第2四半期について楽観的な見方を示している。その背景には、ウクライナの戦争やApple iOSでのプライバシーの変化など、さまざまな政治的、環境的、経済的課題が考慮されており、280億ドル(約3兆6,449億円)~300億ドル(約3兆9,052億円)の収益範囲を見込んでいる。

第1四半期の損失にもかかわらず、ザッカーバーグ氏は、同社のARおよびVRプロジェクトに自信を持っており、ゴールに向けて突き進んでいる。同社は、世界に提供できる成長の長期的な可能性と機会を見込んでおり、報告された損失に直面しても、同社は依然として第1四半期のユーザーの成長に対する期待を上回っており、水曜日の損失発表後にメタ株は15%増加している。

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。