仮想通貨取引所Huobi、OKExがファイルコイン(FIL)上場を発表
大手仮想通貨取引所Huobi(フォビ)とOKEx(オーケーイーエックス)は、歴代2位に資金調達を完了した大型プロジェクトFilecoin(ファイルコイン/FIL)をメインネットローンチ後、同プラットフォーム上に上場することを発表した。
発表時点でHuobiは、ファイルコインメインネットがブロック148,888(2020年10月15日=GMT+8推定)で稼働した後、FILトークンを上場する。FILの取引、入出金の開始日時や時間については、後日アナウンスされるようだ。続いてOKExについてもHuobi同様にブロック148,888でFILを上場し、上場後すぐに入出金サービスに対応される。
ファイルコインは、IPFS技術を活用してユーザー同士のストレージの貸し借りが可能な分散型ストレージネットワークを構築する大型プロジェクトである。ファイルコインネットワークの仕組みはシンプルで、既存のデータセンター&ビッグデータに加え、個人のパソコンやスマホの空き容量を提供し巨大なネットワークを構築を目指している。
この巨大なネットワーク参加者に与えられる報酬こそがファイルコイン(FIL)であり、ネットワーク上のマイナーは、ストレージマイニングおよび、リブートマイニングを通じて独自通貨FILを獲得することが可能である。
現時点でファイルコインは、メインネット直前のテストネット「Space Race2」を実施しており、これはストレージクライアントと開発者を対象にしたコンペティションである。メインネット後のネットワーク同様に、テストネットワーク上に実際に価値のあるデータを保存することでマイナーを報酬を獲得することができる。
米国大手取引所Gemini、Cooinbaseも取り扱いを発表
既に多くのマイナーが参加し、上場の発表がされているファイルコイン(FIL)だが、NY拠点の大手仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)も、同プラットフォームのカストディ(保管・管理)サービスをメインネットローンチ後に対応する予定を明らかにしている。これはNY州金融サービス局との調整が完了次第、取引サービスにも対応するとのことだ。
また同様に米国の大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)も、カストディサービスにFILをサポートすることを発表しており、今月15日にメインネットローンチを控えるファイルコインプロジェクトには大きな注目が集まっている。