VanEckが独自NFTのローンチへ
資産運用サービスを手がけるファンドマネージャーのVanEckは5月2日(月曜日)、コミュニティを中心とした独自のNFTコレクションを立ち上げると発表した事が新たに分かった。
同社は、このコレクションはNFTの実際の有用性を紹介することを意図していると述べている。直近の2年の間、同社は仮想通貨に大きく傾倒。NFTコレクションタイトル「VanEck Community NFT」でローンチされ、イーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上にえ、限定1000個のトークンで構成される。
VanEckはNFTで実際の実用性を見ている
同社は公式発表の中で、同コレクションを通じてNFTの実際の有用性を実証することを意図している事を明かしており、NFTは仮想メンバーシップカードとして機能するという。
NFT保有者は、同社のデジタル資産調査への早期アクセスや独占イベントへの招待など、いくつかの特典・メリットが受けられる。NFTから提供されるメリットは、その希少性によって異なり、3つの層が設定されている。また、同NFTは、韓国のNFT企業Numomoとのパートナーシップによって作成が実現している。なお、トークンには、アレクサンダーハミルトンの架空キャラクター「ハミー(Hammy)」を中心としたアートワークが含まれている。
大手企業も続々とNFT業界へ参入
VanEckのNFTコレクションは、既存の金融会社のブロックチェーンテクノロジーへの関心の高まりを示している。
2021年から続くNFTブームは止まる気配を見せることなく続ており、NFTボリュームは2022年に入ると、NEXTMONEYの特集記事「NFTの週間取引量が今週リバウンド、6億ドルを超える」でも報じているように、最近過去最高を記録している。NFTの人気は、Web3以外のプレーヤーをこの分野に引き付けており、アメックス(American Express)などの企業がNFT関連の商標を申請しているほか、当NEXTMONEYの特集記事「ナイキ×RTFKTがナイキクリプトキックNFTスニーカーをついに販売」や、「アディダスが初のNFTコレクションでメタバースの世界へ参加」で報じているように、ナイキやアディダスからも独自コレクションがリリースされている。