Yahoo! JAPANがLineとNFT取引を開始
Yahoo! JAPAN(東京都千代田区、川邊健太郎代表取締役社長)は、モバイルメッセージアプリの大手LINE(東京都新宿区、出澤剛代表取締役社長)と協力して、LINE独自のブロックチェーンである「LINE Blockchain」で発行されたNFT(非代替トークン)の取引開始を発表した。
LINEは7月27日(火曜日)、仮想通貨に焦点を当てた子会社LVCCorporation(東京都品川区、林仁奎代表取締役社長)がYahoo! JAPANとのパートナーシップの提携を正式に発表。Yahoo! JAPANは、Line独自のブロックチェーンで発行されたNFTの二次取引を可能にすることを発表した。また、Yahoo! JAPANとLINEのグループ会社であり、LINEの仮想通貨事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC Corporationは、二次流通市場拡大に向けNFT事業の領域で連携。LINEが独自に開発したブロックチェーン「LINE Blockchain」を基盤としたNFTアイテムが、Yahoo! JAPANが提供するネットオークションサービス「ヤフオク!」上で今年の冬から取引可能になる予定だ。このオークションは、eコマース大手のeBayと競争するために1998年に同社が設立したサービスである。
プラットフォームでNFT取引を可能にするために、2社間パートナーシップの提携は、Yahoo! JAPANを統合。ユーザーは、NFTを含むデジタル資産を管理するために設計されたLine独自のブロックチェーンウォレット「LineBitmaxウォレット」で管理されているNFTをYahoo! JAPANで直接取引できるようになるとして公式発表で次のように述べている。
私たちは他のパートナーと協力して、価値のあるコンテンツの配信を活性化し、NFT業界の二次配信市場の拡大に貢献します。
これまでNFT取引には、専用のプラットフォーム上での手続きが必要になるなど、NFT市場への参加ハードルの高さが課題としてあったが、「ヤフオク!」でかんたんに出品・落札できるようになるとしており、公式発表で次のように述べている。
市場価値に応じて価格が上がるオークションの仕組みを活用し、NFTアイテムをより多くの方が気軽に売買できるNFTマーケットプレイスを提供します。また、さまざまなパートナーとともに価値あるコンテンツの流通を活性化させ、NFT領域における二次流通市場の拡大に貢献してまいります。