NFTの週間取引量が今週リバウンド、6億ドルを超える

NFTの週間取引高が6億4000万ドルを超える

NFT(非代替性トークン)の毎週の取引量が今週急増し、ピーク時の6億5,000万ドル(約828億円)近くを記録していることが分かった。

この「取引量」は、ブロックチェーン全体で現在行われているNFTの販売合計量の尺度であり、米ドル建てでの調査結果だ。この指標の値が上がると、大量の売り上げが発生しているため、NFT市場での活動が活発になっていることを意味する。その一方で、メトリックの値が低い場合は、現時点で市場周辺の一般的な関心が低いことを示している可能性がある。

Nonfungibleより画像引用

過去1年間のNFTの週次取引量の傾向を示すチャートからわかるように、NFTの週次取引量は、2021年8月に過去最高の18億ドル(約2,296億円)を超えている。取引量が大幅に低下するまでにそれほど時間はかかることはなく、その後数カ月で下落しているものの、過去2カ月間、3月の初めに10億ドル(約1,276億円)に一時的に急増している。取引量が少ないため、一部のでは、当NEXTMONEYの特集記事「メタバースとNFTへの関心が低下しつつある」で報じたように、NFTへの関心が薄れていると感じていた。また、4月12日から19日の間でさえ、指標は範囲の下限に向かってとどまり、約2億1,000万ドル(約268億円)にとどまっていた。

現時点では本格的な回復かどうかは断言できず

4月の第5週に入ると、NFTの活動は、4月21日に毎週の取引量が6億4,000万ドル(約817億円)を超え、NFT市場は再び急上昇したとみられる。

最新の値はこれより少し低く、約4億7,500万ドル(約606億円)であり、回復が一時的なものか、上昇に向かうのかは現時点で不明だ。現時点で、ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は約40,000ドルをやや上回る価格で変動しており、過去7日間で%の下落、過去1カ月でその価値は9%失われている。

メタバースとNFTへの関心が低下しつつある

2022.03.07