Tesla社が仮想通貨による支払いを再開か
大手電機自動車メーカのTesla(テスラ)は、仮想通貨が長期的な”現金の流動的な代替手段”の可能性があると考えていることを明らかにした。
ドージコイン(Dogecoin/DOGE)の熱烈な支持者として多くの仮想通貨ユーザーも注目しているイーロン・マスク(ElonMusk)CEO(最高経営責任者)が率いるTesla社は、仮想通貨支払いのサポートをすぐに回復する可能性があることを示唆しています。
SEC(米国証券取引委員会)への9月の四半期報告で、同社は「将来、仮想通貨での取引の慣行を再開する可能性がある」と述べ、Teslaがデジタル資産を使用して行われたサポート購入の再開を検討していることを示唆した。同社は、NEXTMONEYの特集記事「イーロン・マスク氏、テスラ社がビットコインでの支払を受け入れたと発表」、「テスラが「環境への多大なコスト」を理由に、ビットコインの支払いをやめる」で報じているように、一度は仮想通貨での支払いを受け入れたTeslaではあったものの、仮想通貨の高い環境コストを理由に一時停止をTwitter上で発表している。
価値と支払い手段としての仮想通貨に対する信念
Tesla社は、価値と支払い手段のストアとしての仮想通貨に対する長期的な信念を次のように述べている。
私たちは、デジタル資産の長期的な可能性を、投資としても、現金の流動的な代替手段としても信じています。
2021年6月中旬に、「イーロン・マスク氏、テスラの株主からビットコイン決済をやめるよう圧力か」で報じたように、仮想通貨による支払いを受け入れた同社に対し、中止するよう、圧力がかけられたのではないかとみられていた。しかしマスク氏は、このうわさを否定するかのように、「マスク氏、テスラが50%のクリーンエネルギー使用でビットコイン取引再開と述べる」で報じたように、ビットコインマイニングに使用されるエネルギーの少なくとも50%が再生可能エネルギーによって稼働できた場合、Tesla社での仮想通貨での支払いを再開する事を示唆していた。
米国大手レンタル会社HertzがTeslaのEV車10万台購入を発表
Tesla社による仮想通貨による支払い受付再開示唆のニュースは、アメリカのレンタカー大手Hertz(ハーツ)によって、Tesla社のEV車を10万台購入を10月25日(月曜日)に発表。これを受けてTesla社の株価が急上昇している真っ最中に報じられた。
今回のHertz社による10万台購入のニュースを受け、テス社の株価は初めて約1,000ドル上昇し、時価総額は初めて1兆ドル、日本円で110兆円を超えたことが日本国内外の複数大手メディアによって報じられた。