ジャック・ドーシー氏がライトニングネットワークとSNSの統合を示唆
Twitterの共同創設者兼CEOであるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏は6月11日(金曜日)、ライトニングネットワークが今後、ソーシャルネットワークに統合されることをほのめかしていることが明らかになった。
TwitterのCEOであるジャックドーシー氏は、ライトニングネットワークを彼が運営するソーシャルネットワークに統合することは「時間の問題だ」とツイート。ソーシャルメディアを分散化するためにドーシー氏が取り組んでいるプロジェクト、「BlueSky」やTwitterにライトニングネットワークが統合されることで、ソーシャルネットワーク上で投げ銭が可能になるとのこと。
Twitter is funding a small independent team of up to five open source architects, engineers, and designers to develop an open and decentralized standard for social media. The goal is for Twitter to ultimately be a client of this standard. 🧵
— jack (@jack) December 11, 2019
BlueSkyはTwitter社が2019年に出資表明した分散型SNSプラットフォームであり、中央集権的な企業が管理する従来のSNSとは異なり、非中央集権的なSNS実装を目指す非営利団体が開発を続けていることで有名だ。
SNSなどで仮想通貨送金ができれば需要はさらに拡大
ライトニングネットワークは、ビットコインでの支払いを容易にするために 2016年に設計されたプロトコルであり、それ以来さまざまなアプリケーションで使用されている。
このプロトコルは、インターネットを介した即時トランザクションを安全な方法で行えるのが魅力だが、このプロトコルがTwitterでどのように機能するのか、何に使用されるのかは明確にはされていない。また、ドーシー氏が仮想通貨について言及するのはこれが初めてではなく、NEXTMONEYの特集記事「Twitterジャック・ドーシーCEO、史上初ツイートのNFTを290万ドルで売却」で報じたように、2021年3月に初めてのツイートをNFTとして競売に掛け、今日では約3億ドル(約330億円)の価値があると言われている。
Twiiterの月刊アクティブユーザー数は世界で3億人を超えており、仮に仮想通貨が、Twitterなどのソーシャルネットワークで送金に使われるようになれば、大きな需要を生むことが期待されている。近年、ソーシャルネットワークはこれらを現金化する方法を増やしてきており、このプロトコルの実装は、その方向へのもう1つのステップにすぎないだろう。