ゲーム大手セガはNFTプロジェクトでメタバース参入へ

セガがNFTップロジェクト5か年計画に着手

株式会社セガ(SEGA Corporation)は、Web3テクノロジーを組み込むことができるAAAタイトルの相互接続されたフレームワークを作成する5か年計画に着手し、メタバース市場へ参入する事が分かった。

セガのプロデューサーである菊池正義氏は、「スーパーゲーム」の創設を決定したことについて次のように語っている。

クラウドゲームやNFTなどの新しい分野に拡大することは、ゲームの未来にとって当然の延長である。菊池氏は、このプロジェクトは、多様なゲームのコミュニティを作成する新しいメタバースイニシアチブの先駆けとなる可能性があり、さまざまなゲームを相互に接続できるという観点からスーパーゲームを開発しています。

菊池氏は、スーパーゲームフレームワーク内でいくつかのタイトルが開発されていることを明らかにし、それらが従来のゲームのフレームワークを超えるインタラクティブなタイトルになることは間違いないと述べている。

スーパーゲームは「AAA」

セガの採用ウェブサイト内インタビューで、内海州史副社長が同社の新しい戦略について説明。

セガは、その多様な技術によって可能になったハードウェアやアーケードコンテンツを含む幅広いゲームコンテンツを提供している。セガの包括的な技術を横断するAAAタイトルの開発として「スーパーゲーム」を定義。そして、5か年計画でこれを達成することを目指しているという。内海副社長は、「スーパーゲーム」のタイトルについて、マルチプラットフォーム、マルチ言語、世界中で同時にリリースされる、「AAA(トリプルA)」と明かしている。

今回の動きはセガによるNFTへの初関与ではなく、2021年4月に、同社はIPに基づいたNFTラインを立ち上げる計画を発表している。2022年1月、同社CEO(最高経営責任者)である里見治紀氏がブロックチェーンやNFT、またはプレイ・トゥ・アーニングを扱う具体的な計画はないとコメント。にもかかわらず、同社はわずか1週間後に「セガNFT」の商標を登録している。