ベトナムの仮想通貨取引所、50万ドルのハッキング事件発生

ベトナムの仮想通貨取引所、50万ドルのハッキング事件発生

ベトナムに拠点を置く仮想通貨取引所VinDAXがハッキングされ、50万ドル相当の仮想通貨が失われたことが明らかになった。VinDAXの公式Telegramチャンネルの管理者である「@VinDAXSupport」というアカウントは金曜日にThe Blockに対して、取引所がハッキングされ多くの仮想通貨が盗まれたことは真実であると発表した。

情報筋によると今回のハッキングでVinDAXから23の仮想通貨が盗まれたとのことだが、取引所側は今回のハッキングからは完全に回復していると述べており、The Blockの調査によると、VinDAXでのハッキング被害は今年で7回目であり、取引所から現在までに盗まれた合計金額は約13億9000万ドルにも及ぶとのことである。

ハッキングの詳細

VinDAXは、Launchpadプラットフォームを介して、多くのマイナープロジェクトのトークンを販売している取引所であり、現在、ブロックチェーンプロジェクトMyFieのプラットフォームでトークン販売が行われているが、プラットフォームでは新たに5つのトークン販売が予定されている。

Web分析会社SimilarWebによると、VinDAXの先月の訪問者は390,000人を超えており、65%以上はインドからのものであるとのことだ。またVinDAXは今回ハッキングされたトークンのプロジェクトに対して資金を要求する以下のようなメールを送っていたことも明らかになった。

「トークン/コインに関連するユーザーの引き出し要求に対処できるように、ハッキングで盗まれた金額の30%〜100%に等しいトークン/コインを貸してください。」

7月には、日本の仮想通貨取引所Bitpointがハッキングされ、XRPを含む約3,200万ドルの仮想通貨が盗まれるなどハッキング被害が多発している。仮想通貨取引所のハッキング被害は以前から業界の課題となっており、多くの取引所は対策を講じているが、全ての取引所からハッキング被害をなくさなければ根本的な解決にはならないだろう。

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2019.07.12
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