2017年に600BTCをハッキングされた仮想通貨取引所が閉鎖

2017年に600BTCをハッキングされた仮想通貨取引所が閉鎖

2019年7月8日、ポーランドの仮想通貨取引所BitMarketが「流動性が喪失したため業務停止を余儀なくされたことをお知らせします」と公式サイトTOPページにて公表。事前予告なく行われた業務停止で、現在はログインはおろか他のページの閲覧もできない状態になっている。BitMarketは2017年に600BTCをハッキングされて問題になっていた。

2019年7月11日には、BitMarketの公式Facebookアカウントにて、取締役Marcin Aszkielowicza氏によって更なる発表があった。内容をまとめると以下の通りだ。
・何年にもわたりBitMarketを管理してきた人々は、顧客の資金を横領していない。
・Aftermarketからの買収後の2年間で起きた、取引所管理者による異常な状況と管理エラーの結果、取引所の数名のユーザーと取引所のテクニカルアカウントが600BTC以上を失った。(自分のせいではないと言いたいようだ)
・ハッキング事件はオルシティン警察が捜査。
・数日以内に、捜査を行っている検察庁で詳細な証言をする予定。反論の余地のない証拠を持っている。
・当時取引所を管理していた人々は、非常に困難な状況を認識しており、多額の赤字という問題を抱えていた。
・私のチームはこの2年間、全力を尽くして膠着状態から脱するためにあらゆる手を尽くしてきた。
・協議や会議を何十回も行ってきたが、アイデアの改善は無かった。
・(2019年の)仮想通貨の価格高騰によって、BitMarketの流動性の維持は難しくなった。
・最後の日まで、私は何百ものユーザーと私自身のために、この惨事(取引所閉鎖)が回避できることを望んでいた。

この発表の最後にAszkielowicza氏はこう述べている。

「私は詐欺師ではありません。私は沈没船にひとり取り残されてしまっただけです。港に着ける自信があるというパートナーの言葉を、素朴に信じてしまったために」

オルシティン地区検察庁の動き

検察庁の地区検事は、昨日木曜にBitMarketの不正な動きに対して調査を開始したことを発表。調査期間は2018年11月~2019年7月7日までが対象。検察庁は、少なくとも2,300BTC(PLN100,000,000)の損害を顧客に与える可能性があるとしている。捜査はサイバー犯罪を担当する警察官によって行われ、BitMarketの管理者は最大で10年の禁固刑を科せられる可能性も出てきた。

この発表からわかることは、BitMarketのユーザー全員がまだアカウントに合計2,300BTC(現レートで約28億円)相当の資産があるにも関わらず、突然取引所を閉鎖されてしまった、という衝撃の事実だ。

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