crypto.comのCMに出演するマッド・デイモン氏に批判が集中
ハリウッド俳優であるマット・デイモン(Matt Damon)氏は、仮想通貨取引所crypto.comの広告塔となり、同取引所を宣伝するためにCMに出演したが、この同氏の行動に対し、批判が集中している事がわかった。
デイモン氏は、2021年にシンガポールと米国で人気の高い仮想通貨取引所Crypto.comに登録するようファンおよびCM視聴者に対して呼びかけている。デイモンの宣伝自体は悪くはないもの(内容)ではあるものの、複数のTwitterユーザーは、この行動について否定的な意見を述べている。
俳優と仮想通貨広告
仮想通貨がとどまり、衰退しつつある金融市場の代替手段になることは誰にとっても当然であり、自然のことのようにみえる。
マット・デイモン氏は、仮想通貨関連の広告に登場した多くの俳優の1人であり、同氏は明らかに仮想通貨取引所と契約を結び、crypto.comの宣伝に同意しているようにみえる。そのような宣伝に直面した同氏は、彼の倫理の欠如を批判するいくつかのツイートに関与した。あるツイッターユーザーは、crypto.comについて、同氏が強調するような取引所ではないことを考えると、広告を「恥ずべき」と呼んでいる。
マット・デイモンの広告がツイッターの批判を呼んでいる
マット・デイモンは、「恥ずかしい」と見なされたcrypto.comの広告出演をした直後から、Twitter上では、不満と失望の声が現れている。
批判の対象となった広告は、世界の業績が展示されている再現ホールで同氏が語っている姿を見られる。同氏は、歴史の中で多くのことが起こったが、人間は常に経済的に利益を得ようとしていると言い、画面上でスピーチを終了すると、「Crypto.com」のロゴが表示され、仮想通貨取引所が人間の未来であるという間接的なメッセージが残されているというものだ。
Twitterの一部ユーザーは、同氏が投資家からお金を盗む詐欺的な仮想通貨取引所に自分の画像を貸しただけだと述べている。また、他のユーザーは、人類、エベレスト山、そして月への通過が仮想通貨取引にリンクされていないことを考えると、宣伝は無意味であると述べている。これまでのところ、俳優は批評についてコメントしていないほか、彼の宣伝についてはコメントしていない状態が続いており、同氏の沈黙がかえって多くの人にとって誤解を招く恐れをはらんでいる。