Bottlepay(ボトルペイ)、アプリの公開でツイッターからBTC送金が可能に

ツイッターでビットコイン送金が可能に

ツイッターユーザーは、英・ビットコイン決済サービスを手掛けるBottlepay(ボトルペイ)のディスラプターペイメントアプリ(disruptor payments app)を起動させた後、ツイッターアカウント間でビットコイン送受信ができるようになったことが分かった。

デジタル決済アプリBottlepayが、統合されたビットコインソーシャルメディア機能を開始。これによってTwitterユーザーは1つのツイートでビットコイン(Bitcoin/BTC)を送信できるようになった。ユーザー間のトランザクションは、単純なツイートテンプレート「@bottlepayが@twitteruserに1,000satを送信する」を使用して実行できるという。コマンドはTwitterアプリ内から直接実行でき、ビットコインはユーザーから別のユーザーに自動的に転送される仕組みとのこと。

世界的な支払いの混乱の始まり

Bottlepayは“世界的な支払いの混乱”と表現している。2020年2月末、同社はシード資金調達ラウンドで1,500万ドル(約16億円)を調達している。Bottlepayアプリは、今後数カ月以内に、Reddit、Discord、Instagram、Twitch、Telegram、Mastodonなど、他のソーシャルメディアプラットフォームでも使用可能になる予定だ。同アプリのベータ版は、マーケティングなしで20,000人のユーザーを引き付け、2月10日にリリースされてからわずか1カ月で240万ドル(約2億6,000万円)相当のトランザクションを処理している。

ビットコインの取引手数料が2020年から2021年にかけて爆発的に増加したことを考慮すると、毎日のソーシャルペイメントアプリでの使用に対するコインの適合性が合理的に疑問視される可能性も浮上している。

ネットワークの混乱回避にライトニングネットワークを使用

Bottlepayは、ビットコイントランザクションをオフチェーンにすることでネットワークの混乱回避の第2層ソリューションであるライトニングネットワークを使用することで、ビットコインの高いトランザクション料金を回避できるという。Bottlepayの(Mark Webster)CEO(最高経営責任者)は次のように述べている。

Bottlepayのソーシャルビットコイン決済は、これまで利用可能であった不格好で時代遅れの決済システムの待望のアップデートであり、よりスムーズで簡単な取引への飛躍です。Bottlepayは、ソーシャルメディアからユーザーが即時決済することで、世界決済のインフラに革命を起こします。

今後Bottlepayでは、ビットコイン以外の仮想通貨の追加も予定しており、現時点でははユーロのサポートを予定しているとのこと。なお、Twitter社は、NEXTMONEYの特集記事「TwitterCFO、バランスシートにビットコイン追加を検討中と明かす」で報じているように、ビットコインを
バランスシートに加える事をCFOが言及しているだけに、Bottlepayだけではなく、Twitter側の動きにも目が離せなくなりそうだ。

TwitterCFO、バランスシートにビットコイン追加を検討中と明かす

2021.02.11