カルダノのホスキンソン氏、ツイッター、ユーチューブを離れ集団訴訟を検討

Cardano(カルダノ)のホスキンソン氏がSNS離れを宣言か

Cardano(カルダノ)の作成者であるチャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏が、詐欺をプラットフォーム側が阻止し続けなければ、Twitterやその他のソーシャルメディアプラットフォームから離れることも検討していると語った事が分かった。

アメリカの数学者であり、仮想通貨Cardanoおよびイーサリアム(Ethereum/ETH)の創設メンバーであるホスキンソンは、自身が発信したビデオで、詐欺と「青いチェックマーク」について述べた。「ギブアウェイ詐欺(※1)」は4〜5年前に出現し、それ以来、仮想通貨シーン全体にとって深刻な問題になっている。
(※1)ギブアウェイ詐欺とは、指定した仮想通貨を振り込婿とで送り主に、数倍のリターンがあるとうたい、仮想通貨を振り込ませ、実際には返さずにそのまま盗む詐欺の手口を指す。

昨今の深刻なソーシャルメディア乗っ取り…なりすまし被害

昨今、日本の芸能界でも時折、乗っ取りやなりすましなどが問題になっているが、詐欺師はホスキンソン氏だけではなく、ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏やイーロン・マスク(Elon Musk)氏、アダム・バック(Adam Back)氏などのツイッターや、YouTuberなど、一般に向けた発信力のあるソーシャルメディアプラットフォームを利用して、別の有名人になりすましている。

なりすまし犯や詐欺師は、ユーザーに仮想通貨を外国のアドレスに送信させ、より多くの金額をリターンする約束をしてくるのが手口だ。しかし、この様な取引は典型的な詐欺手口であり、実際に大きなリターンなどは一切帰ってこない。送金した人物はリターンがないことようやく詐欺だと気づくという寸法だ。騙されやすい人は大切な資金を簡単に失ってしまうだけに注意が必要だ。また、“偽イーロン・マスク”がTwitterの認証済みマーク(青いチェックマーク)を付けていたり、偽のDaedalus Wallet(ダイダロス・ウォレット=ADAをパソコン上で保管できる公式ウォレット)がGoogle Playストアに届いたりすると、主要ソーシャルメディアプラットフォームに多くの責任が課せられる。Instagramには、現在12,000人のフォロワーを持つ偽のCharles・Hoskinsonアカウントが存在している。

Twitterハッキングとその関連詐欺は、Twitterが行動を起こさずにこの問題について間違いなく知っていたことを示している。 なお、NEXTMONEYの特集記事「10代のツイッターハッカー、司法取引でビットコイン詐欺で懲役3年」でも報じたが、ツイッターの認証済みアカウントハッキング事件の容疑者はすでに司法取引によって3年間刑に服すことが確定している。Twitterは他のプラットフォームと同様に何もしておらず、責任はtwitter自体にあるかもしれないとホスキンソン氏は語っている。Twitterを介して同氏は次のように述べている。

日本語訳:
検証への道がない場合は、Twitterを離れることを検討しています。なりすましの問題を解決する唯一の方法のようです。がっかりしましたTwitterは詐欺、詐欺、なりすましを気にしていないようです。

さらに、Hoskinsonは、他のすべてのソーシャルメディアプラットフォームから撤退して、詐欺を暴露する可能性もあるとみられている。

ホスキンソン氏にとっての解決策は、最初からすべてのソーシャルメディアをそのままにしておくことで、公式アカウントを通じて、チャールズ・ホスキンソン名のFacebook、Instagram、Twitter、YouTubeチャンネルはすべて偽物であることをブロードキャストできます。たぶん、それが私たちがしなければならない解決策、つまり自己プラットフォーム解除であると、全てのソーシャルメディアから離れる事を示唆している。

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2021.03.17

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