Grayscale、ChainlinkとTezosを含む6トラストを設立

Grayscale(グレースケール)、新6銘柄トラストを設立

アメリカの仮想通貨投資信託運用を手掛けるGrayscale(グレースケール)が、チェインリンク(Chainlink/LINK)およびテゾス(Tezos/XTZ)トークンに関連付けられたものを含め、6つの信頼を組み込んだことが分かった。

NEXTMONEYでは、「グレースケール、「チェーンリンクトラスト」を発売か」で、2020年12月、米・デラウエア州に設立されたエンティティ(組織)の背後にグレースケールが関与しているのではないかと1月22日付特集記事で報じた。

この時の報道で、同州の企業部門にて先月、「グレースケールチェーンリンクトラスト(LINK)」と呼ばれるものがデラウェア州に設立されていたことを報告。しかし、グレースケール社はこの件に関して一切公表しておらず、真相は不明のままであった。

トラスト(上場信託)は、ここ数カ月、グレイスケールの「法定管財人」であるデラウェアトラストカンパニー(Delaware Trust Company)によって設立されている。新たに設立されたトラストは以下の6トラストだ。

新トラスト
・チェインリンク(Chainlink/LINK)
・テゾス(Tezos /XTZ)
・ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token/BAT)
・ディセントラランド(Decentraland/MANA)
・ライブピア(Livepeer/LPT)
・ファイルコイン(Filecoin/FIL)

なお、これらの6信託はすべて2020年12月に設立されている。今回の件にかんしてGrayscaleInvestmentsのマイケル・ゾンネンシェイン(Michael Sonnenshein)CEO(最高経営責任者)は次のように語っている。

グレイスケールは常に投資家の需要を満たす製品を提供する機会を探しています。予約申請も行うものの、申請は製品を市場に出すことを意味するものではなく、投資家にグレイスケール新製品が利用可能になった際に発表し続けます。

グレースケールは、世界最大の仮想通貨資産マネージャーで、製品全体で250億ドル以上の資産を管理しており、ビットコイン製品は、AUM全体の中で210億ドルを超えるシェアを誇っている。また、現在同社が取り扱っているトラスト製品は、今回発表された銘柄以外にも、以下銘柄のトラスト製品を販売している。

・ビットコイントラスト(Bitcoin Trust)
・ビットコインキャッシュトラスト(Bitcoin Cash Trust)
・イーサリアムトラスト(Ethereum Trust)
・イーサリアムクラシックトラスト(Ethereum Classic Trust)
・ホライズントラスト(Horaizen Trust)
・ライトコイントラスト(Litecoin Trust)
・ステラルーメントラスト(Stellar Lumens、Trust)
・ジーキャッシュトラスト(Zcash Trust)
・デジタル・ラージキャップ・ファンド(Digital Large Cap Fund Trust)

グレースケール、「チェーンリンクトラスト」を発売か

2021.01.22

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