Pornhubが4銘柄の仮想通貨取扱いを追加
世界最大の人気を誇るアダルトエンターテインメントのウェブサイトPornhubは、サポートされている仮想通貨による支払いオプションリストにXRP、BNB、USDC、DOGEを追加したことが分かった。
巨大ポルノサイトPornhubでは、コンテンツの多くが無料で利用できるものの、プレミアムビデオにアクセスするには、サブスクリプション料金を都度支払う必要がある。今回新たに追加されたのは、リップル(XRP)、バイナンスコイン(Binance Coin/BNB)、USD コイン(USD Coin/ USDC)、ドージコイン(Dogecoin/ DOGE)の4銘柄だ。
クレジット大手に遮断されたPornhub
Pornhubは、1日1億2000万人以上の訪問者数をもつ世界的に人気のポルノサイトだ。
昨年末、NEXTMONEYの特集記事「Pornhub、仮想通貨決済のみ対応=クレジットカード撤廃」でも報じたように、Pornhubでは、未成年との性行為や暴行を受けた女性を描いたビデオのアップロードを許可。これらを大手メディアニューヨークタイムズが告発。この告発を受け、大手決済企業VisaとMastercard社が支払い手段の提供を中断している。そのため、現在Pornhubで決済手段として利用できるのが仮想通貨のみという状況になっている。
ただし、Pornhubでは、米国、英国、シンガポールなど一部の国の支払い手段として仮想通貨のみ利用できるものの、ドイツなどの一部EU諸国では、現在でも銀行振込が可能だ。
世界最大手仮想通貨取引所Binance創設者のジャオ・チャンポン(ChangpengZhao:趙長鵬)は、PornhubがBNBトークンを追加したことを称賛し、公式Twitterからツイートしている。
Fk it, I am buying a year of premium porn subscription just for the cause, nothing personal, of course. YOLO. 😆
2 #BNB pic.twitter.com/GnF1eELsJg
— CZ 🔶 Binance (@cz_binance) January 20, 2021
一連の騒動後、Pornhubは支払いオプションとして仮想通貨のリストを開始し、現在、Dogecoinを含む16の暗号通貨での支払いをサポートしている。
今回注目したいのが、「米SEC、リップル社へ13億ドルの訴訟=未登録証券の販売」で報じたように、SEC(US.Securities and Exchange Commission=米国証券取引委員会)によって訴訟へ発展した騒動の渦中にあるXRPが追加された事だ。