グレースケールがETH株の分割へ
グレイスケールインベストメンツ社は11月3日(木曜日)、グレイスケールイーサリアムトラストの株式を分割することを発表した。今回の株式の分割は、仮想通貨市場ブームにより値下げされた個人投資家にとり、グレイスケール社の発表は、信託の単元株が手頃な価格になる可能性があり、購入しやすくなるとみられている。
12月14日、グレイスケールは、16億ドルの運用資産を保有するトラストの株式を9対1に分割され、現在グレイスケール株式を所有している人は、8株の追加株式を受け取れる。これにより、各株の価格が崩壊するとみられているが、ファンド全体の価値に違いはなく、問題ないとみられる。
グレイスケールイーサリアムトラストは、ビットコイン上場投資信託に最も近く、株式市場に上場されている同ファンドは、グレイスケールが時価総額で2番目に大きい仮想通貨であるイーサリアム(Ethereum/ETH)を購入するために使用した個人投資家の資金プールの株式を表している。
しかし、ETH価格の何分の1かを大まかに表すグレイスケール・イーサリアムトラストの株価およびグレイスケールの管理手数料である高額プレミアムは、今年、1株あたり60ドルから現在の価格である109ドルに上昇した。上昇した理由は主に2つあるとみられる。
CoinMarketCapより画像引用
CoinMarketCapのデータによると、イーサリアムの価格は10月初旬の約45,500円から65,000円にまで上昇している。次に、グレースケールは今年、イーサリアムを大量に購入しており、各株により多くのETHがある。したがって、ETH価格が上昇し続けた場合、個人投資家はファンドに投資する余裕がない可能性がある。
グレースケール社は以前も株式を分割した経験があり、2018年1月、ビットコインが急落した際、グレースケールは株式を91対1で分割しており、この同社の判断によって投資家が追加の90株を受け取ることを意味していた。
同ファンドは31.9億ドルの価値があり、その価値も現在では時価総額で128億ドル、約1兆3,300億円の資産価値にまで急上昇させていることから、今回の措置が今度どこまで同社資産をあげていくのか、楽しみである。
記事参照:Decrypto