コインベース、Microstrategyのビットコイン大量購入を仲介していた

CoinbaseがMicrostrategyのBTC購入仲介

米国の大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が1日(火曜日)、Microstrategy(マイクロストラテージ)社による4億2500万ドル相当のビットコイン(Bitcoin/BTC)購入を今年の初めに仲介した事を発表した。

コインベースは8月、Microstrategy社の戦略的投資として2億5000万ドルのビットコイン購入は、5日間に渡って実行されており、これらについてトランザクションのケーススタディで明らかにしている。Coinbase Primeと呼ばれる取引所の仲介業者による注文と、Microstrategyの注文を取引アルゴリズムを介して200,000件に分けて実行。人力と取引アルゴリズムの両方を活用し、各注文は、平均0.3BTC未満だったと明かしている。

今回の注文はあまりにも膨大な注文数のため、なぜこのように細分化することをMicrostrategy社が望んだのか、不思議に思うかもしれないが、これらは注文を小さく分割することで、「価格への影響を最小限に抑え、市場を混乱させない」と同時に、Microstrategyで425万ドルの節約の両方を叶えている。

Coinbase Primeは公式ブログで次のように述べている。

当社の高度な実行機能、仮想通貨プライムブローカレッジプラットフォーム、および店頭取引を利用し、Microstrategyに代わって大量のビットコインを購入することができ、市場を動かすことなく購入できた。

大手ソフトウェア企業MicroStrategy、ビットコインを「最有力の投資資産」候補に

2020.08.06

時価総額30億2000万ドルのナスダック上場ソフトウエア会社であるMicrostrategyは、ビットコインを予備資産として投資し、仮想通貨に4億2500万ドルを注ぎ込むことを決定して以来、仮想通貨市場の話題の中心になっている。

購入は2つのトランシェ(※1)で行われ、2回目の1億7500万ドルの購入は9月後半に実行された。Microstrategyの最高経営責任者であるマイケル・セイラー(Michael Saylor)CEOは、次のように説明している。
(※1)トランシェとは、特定の条件の下で金融商品を区分し、区分されたそれぞれをトランシェと呼ぶ。

(ビットコインが)信頼できる価値ある市場であり、現金を保有するよりも長期的な評価の可能性がある魅力的な投資資産だ

同社は、金などの従来資産の代替案を探している一部の上場企業に対し、影響を与えたとみられており、ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏が所有するSquare(スクエア)社は、Microstrategyの投資に続き、ビットコインを5,000万ドル購入している。

現在、いくつかの上場企業がビットコイン購入に踏み切っており、これがビットコイン価格が過去最高を突破するのに一役買っているとみられており、Coinbaseは、ビットコイン大量購入を検討している機関投資家に資金提供を試みている。

ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして!仮想通貨やブロックチェーンの国内外の仮想通貨や関連ニュースを通して、ためになる知識をどんどん吸収していきたいと猛勉強中!。 普段は鳥の声さえずる緑豊かな田舎で2児の子供とバタバタしながらの~んびり暮らす、スローライフに憧れるちょっぴりドジな母の一面も。 将来は、田舎に広い庭のある小さなお家に住むぞ~!