バイナンス、競合より安価なETHマイニングプール立ち上げ

Binance(バイナンス)ETHマイニングプールを立ち上げ

最大手仮想通貨取引所のバイナンス(Binance)は、ビットコインマイニングプールを立ち上げてから7カ月後の2020年11月12日(日本時間の午前3:00)にスタートしており、公式サイトにて発表されている。

今回のマイニングプール拡張によって、Binance Poolユーザーは今年4月27日に立ち上げられたビットコイン(Bitcoin/BTC)に加え、イーサリアム(Ethereum/ETH)もマイニングができるようになった。ETHマイニングプールは、ETHマイニングに0.5%のプール料金を請求されるが、競合他社が請求しているプール料金の約半分程度だ。EthermineとSparkPoolは、ETHマイニング報酬に1%の手数料を請求されるが、その半分でマイニングができるため、多くのマイナーが注目している。

ETHマイニングプールは、BTCマイニングプールの正式リリース時と同様、最初の1カ月間(12月12日まで)は、バイナンスからETHマイニングの料金を請求されることはない。つまり、ユーザーはイーサリアムハッシュパワーをBinance Poolに接続し、取引所と手数料を共有することなく報酬を獲得できるからかなりお得だ。このETHマイニングプールでは、ビットコインマイニングプールと同様に、報酬の支払いに完全な1株あたりの支払い(FPPS)方式を使用することから、ブロック報酬と取引手数料がマイナーに分配される。

FPPSマイニング方式とは
PPS方式の大きなハッシュパワーを持ち、コインの採掘量や資金に余裕のある規模の大きいマイニングプールでしか採用できない報酬の支払い方法に加え、トランザクション手数料も報酬として各リグに支払う計算方式だ。

ETHマイニングプールがビットコインマイニングプールと同様の牽引力を獲得するかどうかは、特にイーサリアムが近い将来、コンセンサスアルゴリズムにプルーフオブワークマイニングシステムからプルーフオブステークシステムに移行するように設定されている場合は不明である。トラッカーBTC.comによると、バイナンスのビットコインマイニングプールは、10月にネットワークのハッシュレートの約7%を占めていたことがわかっている。

バイナンスマイニングプールは、グローバルなマイニングコミュニティからの参加をサポートするため、マイニングノードを世界中に展開している。先にも述べたが、11月12日午前12:00からすべてのユーザーは、イーサリアムハッシュパワーをバイナンスプールに接続することで、イーサリアムマイニングの0%プール料金で楽しめる。

また、主要なクライアントについては、Binance PoolVIPアカウントを申請でき、VIP専用アプリケーションについては、poolvip @ binance.comにメールで申請することで使用可能になる。

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はじめまして!仮想通貨やブロックチェーンの国内外の仮想通貨や関連ニュースを通して、ためになる知識をどんどん吸収していきたいと猛勉強中!。 普段は鳥の声さえずる緑豊かな田舎で2児の子供とバタバタしながらの~んびり暮らす、スローライフに憧れるちょっぴりドジな母の一面も。 将来は、田舎に広い庭のある小さなお家に住むぞ~!