Coinbaseの方向転換に同意しない従業員に退職金提供
Coinbaseのブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEO(最高経営責任者)は、30日(水曜)のブログ投稿後、Coinbase従業員に対し、新会社の「カルチャーシフト」に対応するよう従業員にメールを送った事がCoinDeskの報道で明らかになった。
Coinbaseでは一部の従業員が新たな同社の方向性に対して満足していないことを認識しており、アームストロングCEOの要求に従う事を望まない職員には“寛大な退職金”を提供すると呼びかけている。
このパッケージについて人事部と話すことに興味がある場合(約束はしないが、話し合いは開始します)、このフォームに記入してください。すぐにマネージャーが連絡します。続行する場合、人事部は分離契約を提供し、協力します。
Coinbase従業員に送られてメール内容とは?
アームストロングCEOは、27日(日曜)に公開されたブログの中で、Coinbaseはミッションに焦点を当てた会社であり、非政治的文化があり、取引所はより広範な社会問題に関与したり、これらの問題に関する従業員の議論を楽しませたりしないと述べた。
新しい方向性に不満を持っている従業員は、「人生が短すぎて、あなたが興奮していない会社で働くことはできない」ため、退職金を受け取れると知らされている。パッケージには、取引所に3年未満働いた従業員の場合は4カ月、長期間働いた従業員の場合は6カ月の退職金が支払われると明記されている。
また、Coinbaseはアメリカ政府のコブラ(COBRA、※アメリカの一般的な医療保険、退職後保険)プログラムを通じて6カ月間の健康保険を提供すると約束しており、アームストロングCEOは、多くの人がまだ文化的変化を処理していることを認め、木曜日に予定されている“何でも質問フォーラム”でさまざまな質問に答えることを申し出たと述べた。
なお、従業員は10月7日までに、退職のプロセスを開始するためのフォームを提出する必要があり、その日付を超えて、会社の全員が新しい会社の方向性に同意すると想定されている。
あなたがすべての側面に同意しなければならないという意味ではありません。しかしあなたは少なくともこの新しい方向性を成功させることに反対し、そしてコミットすることができるべきです。
とアームストロングCEOは語り掛けている。