SBIeスポーツが選手に仮想通貨で給与を
日本の金融サービスコングロマリット(※1)SBIグループの子会社であるSBIeスポーツは、ベンチャーキャピタルであるVC Tradeとのスポンサー契約の一環として、本人が希望した場合、eスポーツプレーヤーがリップル(Ripple/XRP)で給与を受け取ることを発表した。
(※1)金融サービスコングロマリットとは、銀行や証券会社および保険会社など、少なくとも二つを包括するような広範囲の金融サービスを提供する企業のことを指す。
公式発表によると、eスポーツプロチーム「SBI e-Sports」はSBI VCトレード株式会社とスポンサー契約を締結。2020年9月よりトップパートナーとして公式webサイトとユニフォーム(※現段階では企画中の案件)等に「SBI VCトレード」のロゴを掲載し、選手たちのチャレンジと活動を応援して行くと表明。その上で、今回のパートナーシップ締結により、「SBI e-Sports」所属選手で希望する選手に、年俸を仮想通貨XRPにて支給すると発表している。
プレーヤーの給与は、デジタル通貨も使用するeスポーツプレーヤーの間で会社の存在感を強化するため、希望する選手を対象に、フィアット(法定通貨)ではなく仮想通貨支払われます。
長年のリップルパートナーであるSBIEsportsは、このスポンサー契約はブロックチェーン業界内でポートフォリオを多様化する方法であると述べ、目標として、「顧客中心主義に基づいた健全な市場を創造し、育成し、価格を改善し、流動性を拡大すること」であると明かしている。
現在、CoinMarketCap時価総額ランキングを見てみると、XRPの時価総額は10,921,665,236ドル、日本円で1,151,719,633,762円となっており、時価総額ランキングで4番目に大きい仮想通貨だ。
2019年に、Rippleの開発者エコシステムであるプロジェクトスプリング(Project Xpring)とゲーム中心のブロックチェーンプラットフォームであるフォルテ(Forte)は、ゲーム開発者をサポートするために1億ドルのファンドを共同で設立している。
ブロックチェーンエンターテインメントスタジオVirtuallyHumanStudioの成長責任者であるマック・オカンポ(MacOcampo)氏は、以前、すべてのゲーマーが仮想通貨トレーダーであるわけではなく、すべての仮想通貨トレーダーがゲーマーであるわけではないと嘆いていただけに、今回のSBIeスポーツの決断は選手たちにとって吉と出るのか、まだまだ未知数だと言える。