ビットフィネックス(Bitfinex)が英国ユーザーへの入金を停止
仮想通貨取引所ビットフィネックス(Bitfinex)は、英国の顧客が同取引所で仮想通貨ポートフォリオを増やすことはできなくなり、今週以降は削減または撤退のみが許可されると発表した事が分かった。
声明の中で、ビットフィネックスは今後、英国在住の法人を仮想通貨取引所から除外する決定を明らかにし、特定の登録事業体には免除が適用されるとしたうえで、次のようにアナウンスしている。
2024年1月10日より、英国の一部の既存顧客は新たな入金、新規契約の締結、既存の証拠金ポジションの増加ができなくなります。今後、ビットフィネックスは、富裕層企業、非法人団体や信託、またはその他の該当する適用除外の定義を満たす企業を除き、英国居住者法人の認証申請を受け付けなくなります。
さらに同取引所は、既存の顧客は引き続きポジションを削減またはクローズできると説明していたほか、取引所から資金を引き出すよう、案内している。
英国FCA仮想通貨規制は短期間の縮小を急ぐ
最近英国の顧客へのサービスアクセスを停止した仮想通貨会社はこれが初めてではない。
今回の変更は、英国FCA(金融行動監視機構)による暗号資産のマーケティングに関する新しい規則の発表に応じて行われており、これらは2024年に施行される予定である。1月3日(水曜日)、Revolut Businessを利用している英国の顧客はプラットフォームを通じて仮想通貨を購入できなくなっている。一時的な停止にもかかわらず、企業顧客は現在の暗号資産の保有と売却が可能だが、これらの調整は Revolut の小売顧客には影響しないとのこと。Revolutは、一時的な停止により、FCAの新しい要件に準拠するためにサービスを適応させるのに十分な時間が与えられると強調したと伝えられている。
最近、FCAが仮想通貨企業が仮想通貨を促進する際に従わなければならないすべてのルールに関する最終版のハンドブックを発行した事が仮想通貨メディアによって報じられており、声明の中で次のように述べられている。
このガイダンスは、企業が当社の暗号資産金融プロモーション規則、特にプロモーションが公正かつ明確で誤解を招くものではないという中核的要件を遵守できるように設計されています。