ツイッターハッキング首謀者、300を超えるビットコインを保有

ツイッターハッキング首謀者、300を超えるビットコインを保有

2020年7月15日にTwitterをハッキングしたことによって逮捕されたフロリダ州の17歳男性Graham Ivan Clark氏が、自己資産として300万ドルを超える仮想通貨ビットコイン(BTC)を保有していることが分かった。

TampaBayTimesの報道によると、Twitterハッキングの首謀者とされるGraham Ivan Clark氏の弁護士であるDavid Weisbrod氏が、法定審問おいて審査に関する詳細を通知したという。Weisbrod氏によると、ハッキングの首謀者は300BTC(約3.6億円)を保有しているようだ。

既にTwitterハッキングの首謀者は保釈されており、その保釈金額は725,000ドルに上る。しかし、この保釈金の金額は、検察当局が7月15日にTwitterを活用してオンラインで展開したと述べた精巧な詐欺スキームを通じて盗んだと非難されている金額の6倍以上である。もちろん、スキームによって盗まれた資金の一部は、匿名通貨を通じて数時間以内に交換された可能性があるため、詳細は未だに全ては分かっていない状況だ。

そしてこの300BTCに関する対応だが、検察当局はビットコインが不正に関与していると主張し、一時は約15,000ドルの現金とビットコインを押収した。検察官は、首謀者の行為について次のように述べた。

この被告の行為に基づいて、私はこの被告がアクセスするすべての資産が不正に得られた利益によるものであると想定することが適切であると私は信じている。そして私たちは数百万ドルについて話しているのです。

しかしGraham Ivan Clark氏の弁護士は、これらの資産が違法に取得されたことを否定。弁護士の主張はClark氏は昨年、カリフォルニア州ヒルズボロとサンタクララの検察官が犯罪捜査の対象となっていたことを裁判官に説明した。その後、検察側は彼に押収した現金とビットコインを返還。さらに弁護士はこれらの資産を「合法化する」と主張しているという。

法執行機関がお金を​​返済することほど正当性を示すものとは思えない