グレースケールの仮想通貨基金が、わずか11日間で10億ドルの成長
暗号ファンドマネージャーのグレースケールインベストメンツは、2週間足らずで管理資産をさらに10億ドル増やすことに成功したことが明らかになった。
07/28/20 UPDATE: Net Assets Under Management, Holdings per Share, and Market Price per Share for our Investment Products.
Total AUM: $5.1 billion$BTC $BCH $ETH $ETC $ZEN $LTC $XLM $XRP $ZEC pic.twitter.com/x1gkDYuUZ3
— Grayscale (@Grayscale) July 28, 2020
7月28日にグレイスケールTwitterアカウントの投稿によると、投資会社は現在、運用資産(AUM)に51億ドルを保有しており、ファンドの大部分は、ビットスケール(BTC)とイーサリアム(ETH)に対するグレイスケールの信託、および会社のデジタルラージキャップファンドで保有されているとのこと。
そのほかの資産としては、Bitcoin Cash(BCH)、Ethereum Classic(ETC)、Horizen(ZEN)、Litecoin(LTC)、Stellar Lumens(XLM)、XRP、およびZcash(ZEC)などがあるとのことだ。
また、グレースケールからの7月17日の更新によると、これはわずか11日間でAUMのほぼ10億ドルの増加を記録しており、同社は、BCHの信託におけるAUMを、当時の600万ドルから1280万ドルへと2倍以上に増やしている。さらに、グレイスケールは、BTCトラストに7億8200万ドル、ETHトラストに1億7400万ドル、ETCトラストに1270万ドル、LTCトラストに670万ドルを追加しているとのこと。
投資会社は現在、ビットコイン用に43億ドルのAUMを保有しているが、証券取引委員会は、グレイスケールが6月19日以降暗号通貨を購入していないことを明らかにした。
6月19日にグレイスケールは19,879 BTCを購入しているが、これは当時、同社がマイナーがブロックを生産するよりも速くビットコインを購入していたことを表している。また、2019年第3四半期のグレイスケールのレポートによると、同社のBTCへの四半期の流入の80%は、すでに流通しているトークンからではなく、流通しているビットコインを新たに購入したものであることもわかっている。
暗号分析会社メッサリのライアン・ワトキンス氏は6月に、これはグレイスケールが5月11日のビットコイン報酬が半減して以来、マイニングされた新しいBTCの31%ほどを購入した可能性があることを示しているようだ。