中国仮想通貨格付け、第14回目のランキングを更新
中国のCCID Research Instituteは、14回目の仮想通貨ランキングの更新を公開した。ランキングは各ブロックチェーンプロジェクトの技術や適用可能性、および創造性に基づいて評価されており、2018年5月から続き今回で14回目の更新となる。前回に引き続き1位はEOSで151.8ポイント、前回の153.1ポイントよりもわずかに減少する結果となった。
U.Todayが報告したように、EOSはWeiss Cryptocurrency Ratingsによって最高の仮想通貨とも呼ばれ、トークンの価格が大幅に上昇している。一方、時価総額では全体の2位であるイーサリアムはランキングで前回2位だったものの、今回はトロンにその座を譲り渡し3位に転落するもその差は0.9ポイントに迫っている状況だ。またビットコインについても11位と全開と同じ順位に落ち着いており、これまで一度もトップ10にランクインできていないという現状がある。
仮想通貨格付けは本当に、信頼に値するのか
現在、仮想通貨市場では圧倒的なドミナンスと出来高を誇っているビットコインであるが、最高で11位となっておりトップ10にはビットコインよりもはるかに出来高の低い仮想通貨もランクインされている。そのため、このCCIDのランキングは他の機関と一致しないあいまいな方法論で格付けされているため、そもそもの評価基準が適当ではないとの意見も多く見られている。
また、中国の習近平国家主席がブロックチェーンを採用し、中国の仮想通貨が急増したことで、中国は、ビットコインが共産主義国家で公式に禁止されたままであるにもかかわらず、ブロックチェーン業界で支配的な立場を獲得しようとしている。中国が仮想通貨格付けを発表している裏には仮想通貨市場でリーダーシップを取りたいとの明確な目的があるようだ。