53億ドルの資産運用会社がAntminer S19に投資

53億ドルの資産運用会社がAntminer S19に投資

米国の大手ブロックチェーンホスティングプロバイダーであるCore Scientific社は、マイニング機器メーカーのBitmainテクノロジー社と再び提携したことを発表。これを受けてCore Scientific社は過去最高となる17,595台のマイニングマシンAntminer S19 ASICを購入したことを発表した。

今回購入された17,595台は、単一のブロックチェーンホスティング会社が購入したS19マシンの最大数で、市場最大の認定株主所有ホスティングプロバイダーとしての地位を獲得した。一部のマシンはすでにCore Scientificデータセンターでオンラインになっており、残りのマシンは9月末までの間にオンラインになる予定だ。同社によると、COVID-19の影響を受け、2020年の第1四半期に新しく導入されたモデルのサプライチェーンを中断したため、Antminer s19モデルとして、アメリカへの最大出荷となった。

また、マイニングマシン購入から2週間後の7月1日、運用資産53億ドルのヘッジファンド兼投資マネージャーのHorizon Kinetics 社が、Antminer S19およびS19 Proモデルにアクセスするため、Core Scientificへ投資額増額とパートナーシップの強化を発表した。投資額アップは、Core Scientific社が最新マイニングマシン17,595台という記録的な購入を発表してからわずか2週間程のことである。Core Scientificのプレスリリースで、Horizon KineticsはCore Scientificとの提携が1年以上前から続いていることから、同社のホストであるマイナーの数を3倍に増やしたと報告している。

ヒュー・ロス(Hugh Ross)COO(最高執行責任者)は、専門的に管理された組織との連携がマイニングビジネスの成功にもたらす可能性のある違いを直接目にした。Core Scientificと提携することを決定したのは、北米のASICホスティングプロバイダーを数年調査した後だったと明かしている。Horizonがパートナーシップを拡大するという決定を下したことについて、ロスCOOは、Bitmainからの最新のマレーシア製機器の安定したフローにアクセスできることの利点を強調している。

最近購入したマイニングマシンは、今後4か月で、米国のCore Scientificが運営する665,000平方フィートのデータセンター全体に配備される。Core Scientificは現在、ASIC、GPU、およびFPGAのマイニング施設に燃料を供給するため、450メガワットの電力を使用している。

Horizon Kineticsの拡張とともに、Core Scientificは、ブロックチェーンテクノロジー企業Alt 5 Sigmaのタラス・クリク(Taras Kulyk)前社長を、ブロックチェーンビジネス開発の新しい上級副社長として採用したことを発表した。クリク氏はインタビューで、より多くの金融機関がブロックチェーンマイニングオペレーションを海外から北米に移すと語っている。

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はじめまして!仮想通貨やブロックチェーンの国内外の仮想通貨や関連ニュースを通して、ためになる知識をどんどん吸収していきたいと猛勉強中!。 普段は鳥の声さえずる緑豊かな田舎で2児の子供とバタバタしながらの~んびり暮らす、スローライフに憧れるちょっぴりドジな母の一面も。 将来は、田舎に広い庭のある小さなお家に住むぞ~!