WeChatがNFTアカウントのブロックを開始
中国・深圳似本拠を置き、12億人を超えるユーザーを抱えるTencent(騰訊控股有限公司:Tencent Holdings Limited)が運営するインスタントメッセンジャーアプリWeChatは、NFT(非代替性トークン)アカウントを大量にブロックし始めた事が新たに判明した。
この動きは中国政府の規制に従って行われており、WeChatは、仮想通貨取引の投リスクを防ぐために、アカウントを禁止することを決定したとのこと。
NFTアカウントの解説は中国政府の承認が必須
WeChatは、デジタルコレクションではなく、NFTデジタルトランザクションの動作を検出していると述べている。
これまでに、10を超える中小規模のNFTプラットフォームが影響を受けており、現在、禁止されているアカウントは、中国のサイバースペース管理局によって登録および承認されているブロックチェーン会社との協力証明書を提供する必要があるとのこと。ただし、詐欺の疑いで禁止されているアカウントも現時点ではこれに含まれており、今後さらに中国当局によって厳格な審査が実施される可能性が高いとみられている。
報告によると、Art Meta Yuanyishu、Yidianshuzang、One Meta、Earth Zero、Guizang Metaverse、Huasheng Meta、Yuanben Space、Shenda Shuzang、iBox、Nuofangtiなどの公開アカウントは禁止されている。一方で、TencentMagicCoreなどのアプリのHeadプラットフォームは影響を受けていないという。
中国は世界でもトップクラスで仮想通貨とNFTを強く批判してきた国である、2021年、仮想通貨と仮想通貨マイニングを原則全面禁止にした国となった。政府は禁止を支持する理由として、高い電力消費と環境汚染の増加を挙げており、それ以来、中国内のハイテク大手はデジタル資産の取り扱いに神経を尖らせている。