ビットコイン全供給量の61%が、1年以上の長期保有で移動していない=Glassnodeレポート
仮想通貨の分析サービスを手掛けているGlassnode社がまとめたデータによると、ビットコイン循環供給の61.33%が1年以上移動していないものであることが分かった。1年以上移動されていないことが判明した循環供給量の61.33%については、2017年のビットコイン価格の短期間での価格の暴騰を期待しているものとみられており、ユーザーは強気相場を待って長期間保有しているものとみられている。
61% of Bitcoin hasn’t moved in over a year.
That’s an all-time high. pic.twitter.com/q9oYHYXdbc
— Dan Held (@danheld) June 28, 2020
1年以上移動していない循環供給量はここ4年の過去最高で、次いで長期で保有していることが確認されたのは2016年1月15日の調査結果で61.28%の結果が出ている。Glassnode社の分析データは、ビットコインが移動していないビットコインで史上最高を達成した最後の年が2017年の仮想通貨バブル時期直前と重なっており、当時のビットコイン価格は、1BTC=が20,000ドルになった時期目前であった。
コミュニティメンバーは、休止状態のビットコインアドレスの重要性についてはやや懐疑的であったものの、一部のコミュニティーメンバーによって、20,000ドルの価格ピークのほぼ2年前に発生した休止ビットコインの過去最高の高さを指摘している。
TwitterユーザーJosephCrypto氏は、「ツイートは正確だが誤解を招く。最後のアクティブピークに違反した最後の2回を見てください。2012年には、BTCのブルランに直接先行しました。2014年、底はまだないと強気の実行前に統合期間が延長されている。」とコメント。また同氏は、2012年と2014年に発生した手つかずのビットコイン以前のピークを強調しているが、後者は強気のランを生成することに失敗していることを指摘している。
The last time we saw this amount of #Bitcoin that had not moved in over a year, was in early 2016 – preceding $BTC‘s bull run to $20k.https://t.co/lquCOcHXPX https://t.co/Hvf4lW72U6 pic.twitter.com/xGXYdqSewE
— glassnode (@glassnode) June 28, 2020
同様の動きや統計結果であっても、最終的に両者は真逆の結果をはじき出している。つまり、現在、61.33%ものビットコインが1年以上移動していない“休眠中”のビットコインであっても、今後の動きをこれだけで判断するのは時期尚早で危険だと指摘しているのだ。
なお、1年以上移動していないビットコインの数は、2016年以降4年連続で増え続けており、2~3年移動していないケースと、10年以上移動していないケースも同様に増え続けているという。2018年にビットコイン価格が大きく下落した際に購入した投資家も、新型コロナウイルス感染拡大に影響を大きく受けたケースでも、売却せずに投資家は保有したままであるとみられている。