メタプラネットがビットコイン保有企業5位に
日本のビットコイントレジャリー企業メタプラネット(Metaplanet)は、1億800万ドル(約155億円)で1,005BTCを取得し、1万2,502BTC保有のマイニング企業Cleansparkを上回り、ビットコイン(Bitcoin/BTC)保有企業世界第5位となった。
*Metaplanet Announces Accelerated 2025-2027 Bitcoin Plan*
*Targeting 210,000 $BTC by 2027* pic.twitter.com/xJKu3J8Apb
— Metaplanet Inc. (@Metaplanet_JP) June 6, 2025
*メタプラネット、2025-2027年ビットコイン計画の加速を発表* *2027年までに210,000ドルBTCを目標*
今回の買収により、同社の保有BTCは13,350BTCとなり、その価値は約14億5,000万ドル(約2,082億円)に上り、テスラ(Tesla)やコインベース(Coinbase)、Block Inc.を上回った。
同社はビットコイン事業拡大の資金調達として、戦略的な債券借り換えを行い、2億800万ドル(約299億円)の0%債券を発行。これによって既存の負債の買い戻しも可能になった。同社のサイモン・ゲロヴィッチ(Simon Gerovich)CEO(最高経営責任者)は、年初来の利回りが349%に達したことにも言及。2026年までに10万BTC、2027年までに21万BTC取得という新たな目標を明らかにした。
今回の購入は、Metaplanetがビットコイン準備金の拡大を支援する債券借り換え計画を発表したことを受けてのものだ。同社はEVOファンド(※Evolution Financial Groupが運用する、主に日本の上場企業の成長資金を支援することを目的とした投資ファンド)から300億円相当の0%普通債を発行。ビットコインの買い増しと、0.36%の金利が設定された第3回債17億5,000万円の買い戻し・償還した。これにより、メタプラネットは実質的に無利息のフロート債を確保し、BTCの蓄積を促進できている。
同CEOは、今回の買収額は平均10万7,601ドル(※1,546万円)で、同社のビットコイン投資は年初来で349%の利回りを達成したと述べた。
セイラー氏はBTC購入継続を示唆
ストラテジー(Strategy)の共同創業者マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏は、2025年4月14日から11週連続でビットコインを購入していると発表し、Xのフォロワーに向け、「21年後にはもっと買っておけばよかったと思うだろう」とつづっている。
過去1年間でセイラー氏のフォロワーは約100万人増加。これは仮想通貨業界における彼の影響力拡大の大きな証となっている。
スペインで6店舗を展開するカフェチェーン、Vanadi Coffeeも最近、10億ユーロ(約1,693.5億円)相当のビットコイン投資計画を承認し、事業戦略を大きく転換させている。この決定は、同社にとって厳しい財務状況を経てのもので、損失が膨らむ中、Vanadi Coffeeは将来の財務基盤の中核としてビットコインに目を向け、主要な準備資産として仮想通貨を採用する計画です。