ビットコインのハッシュレート、8000テラハッシュの大台突破|過去最高も更新
ビットコインの総計算量を示すハッシュレートが、価格上昇の影響を受けて1秒当たり8000万テラハッシュ(TH/s)を超え、過去最高を更新した。8000テラハッシュを超えるのは初めてという。
ビットインフォチャートによると、8月7日時点でビットコインのハッシュレートは1秒当たり8024万テラハッシュを記録した。バブル期だった2018年1月のハッシュレートは1600万テラハッシュだったため、その頃と比べると約5倍ハッシュレートが増加したことになる。完全な相関関係はないが、マイナーが増え、ビットコインのハッシュレートが上昇していることは、ビットコインへ投資している団体が増加していることを意味し、ビットコインの今後の需要増と価格上昇の可能性を示唆している。
その上、ハッシュレートは、取引セキュリティの堅強さ、すなわちネットワークの強さを示しており、コイン投資家にポジティブな影響を与えるのは必至。高いハッシュレートは、ビットコインのさらなる成長を約束するものと考えられる。
ビットコインの半減期
ビットコインは2020年5月にマイナーへの報酬が現在の12.5BTCから6.25BTCに半減する半減期を迎える。 半減期は需給の関係から希少性が高まり、価格のプラス材料になることが多い一方、報酬の半減でマイナーが離れるという懸念もある。マイナーの減少とは、ビットコインそのものの価値の低下である。
2016年7月にあったビットコインの前回半減期では、マイナーが離れる動きがなく、ハッシュレートに大きな変動がなかったが、2回目となる2020年5月の半減期で、マイナーがアルトコインに移行する可能性があることは否定できず、投資者は注視が必要だろう。