フェイスブックのリブラ協会に、新メンバーが加盟
グローバルな非営利団体であるHeifer International(ヘイファー・インターナショナル)は、フェイスブックが構想するLibra Associationに参加することを発表し、23番目の公式メンバーになった。Heifer Internationalは低コストでアクセス可能な金融システムの構築を促進するためにリブラに参加し、今回の公式メンバー加入について、金融包摂、競争、および責任ある金融サービスの革新をサポートするシステムを構築することを目的としているようだ。
Heifer InternationalのCEOでもあるピエール・フェラーリ大統領は、「Heifer Internationalは、世界で最も貧しい農家の人々と協力して、彼らが生産を持続的に増やし、新しい市場にアクセスできるような手助けをします。農家がビジネスを成長させるにつれて、彼らが直面する主要な課題である信用へのアクセスを解決することができるでしょう。」と述べ、次のように自身のツイートで語っている。
「地元の貸金業者を利用する農民は、利息を上げることが不可能であり、持続可能な生活を築くことを妨げる高金利とローンに直面している」
一方で、リブラ協会のコミュニケーション部門責任者であるダンテディスパルテ氏は、「75年以上にわたって飢餓と貧困の撲滅に貢献してきたこのグループを歓迎している」とHeifer Internationalについて述べた。今回の加盟は協会がステーブルコインプロジェクトの当初のビジョンを刷新し、世界の安定と通貨主権へのリブラの影響を懸念する規制当局に大きな譲歩を与えた数日後の出来事であったとのこと。
また、今後リブラは単一のステーブルコインとして機能することになり、ドル、ユーロ、イギリスポンド、シンガポールドルなどを裏付けとする通貨に生まれ変わるようだ。しかし、これによりリブラが受け入れられるかどうかは疑問が残り、少なくともテキサスのシルビアガルシア下院議員は、その変化は「不十分」であると述べている。