ウィンクルボス傘下のNFT取引所、ドル建てのNFT売買を開始
ウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所Gemini傘下のNifty Networkが、新たなリニューアルとして「Nifty Network2.0」のローンチを発表した。Nifty Network2.0では、クレジットカードを利用してNFT(Non-foungible Token)を購入できたり、ドル建てでNFTを売買することができるようになるという。これは、AmazonやeBayといったネットショップで何かを販売するのと同じような感覚だと、Niftyチームは語っている。
Niftyチームによると、Nifty Network2.0はGeminiの管理下にある米ドルベースの取引所で、GeminiやCoinbaseのような中央集権的な仮想通貨取引所として機能するという。今まで米ドルベースのNFT中央集権取引所は存在しなかったため、世界初であると主張。現在ドルのキャッシュアウトは、アメリカ国内に銀行口座を保有している人のみが行えますが、今後国際的なサポートをできるだけ早く開始するとのこと。
NFTの限定コレクションの開催も
Nifty Network2.0のもう一つの試みとして、著名なアーティストやブランドと協力し、3週間毎に限定コレクションを出品するそうで、最初の限定コレクションでは、格闘家のCris Cyborg、写真家のLyle Owerko、モダンアーティストのMichael KaganなどのNFTを出品した。Geminiは、Nifty Networkを昨年後半に買収したが、Geminiの創業者の一人、タイラー・ウィンクルボスは当時、「現実世界とデジタル両方のグッズは、Niftyのブロックチェーンプラットフォームに移行するだろう」と語っている。
dappsゲームを世に広めたCryptoKittiesでは、約1,000万円で取引された過去もあることから、市場の成長を期待されたが、2019年のNFT産業の取引高が芳しくなかったことから、今後需要が高まっていくかは、不透明なままだ。今回のリリューアルについてNiftyチームは、「このフェーズは、10億人がNFTトークンを保有するという使命に、最も有用なステップであると断言する」と述べている。