ドイツで2番目の取引所が、新ビットコインETP取引商品を追加

ドイツで2番目の取引所が、新ビットコインETP取引商品を追加

ドイツで2番目に規模の大きい証券取引所ベールゼ・シュトゥットガルトは、機関投資家やトレーダー向けにインバース型のETP取引商品を追加したことを発表した。同商品は、原資産と1対1で裏付けられており、ユーロで取引される。

今回発表されたETP取引商品は21Shares(旧Amun AG)が提供している21Shares Short Bitcoin ETP(SBTC)と呼ばれるもので 、ビットコインをショート(空売り)出来る新たな投資商品となる。既にチューリッヒのスイス証券取引所(SIX)では、SBTCが上場されているため、ベールゼ・シュトゥットガルトは2件目の上場先となるが、今回上場が実施されたのは、ドイツの投資需要が反映された結果であると、21SharesのCEOであるHany Rashwan氏は語っている。

「この商品は、ビットコイン業界で初めてISIN/WKN番号で登録され、ユーロで取引される金融商品として上場してます。ドイツの投資家は、事前の仮想通貨オファリングにおいて、強力なサポートをしてくれました。仮想通貨製品の発行者として、私達は慎重に投資家の要求に耳を傾け、仮想通貨に強い関心を持つ投資コミュニティを支援することが重要です。」

21Sharesは、従来のブローカーや株式市場を利用するのと同じくらい簡単に仮想通貨に投資できるサービス会社で、2018年に世界初の仮想通貨インデックスを開始した。現在11の仮想通貨ETPが上場されており、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨と紐づけられている。

スウェーデンの金融監督庁から承認

また21SharesのディレクターKssis氏によると、21SharesのPD3目論見書は、スイス法に準拠する既存のETPについて、スウェーデンの金融監督庁(SFSA)によって承認されたと説明している。これにより、ドイツや欧州地域の個人及び機関投資家への仮想通貨ETPが現実的になる。