イギリス領ヴァージン諸島、独自のデジタル通貨を計画

イギリス領ヴァージン諸島、独自のデジタル通貨を計画

英領ヴァージン諸島は、ブロックチェーンスタートアップのLIFELabsと協力してデジタル通貨「BVI〜LIFE(ステーブルコイン)」の発行を計画しているという。英領ヴァージン諸島(BVI)は、プエルトリコの東、米領バージン諸島、アンギラ島の北西にあるカリブ海の英領海外領土であり、今回、LIFElabsと提携することで迅速なネットワークトランザクションが可能になる見込みだ。

LIFEtokenはブロックチェーン技術に基づいており、独自のデジタル通貨は企業、慈善団体、コミュニティ、イノベーションプロジェクトのための消費者報酬システムであり、株式のように購入、販売、取引することも、小売業者の決済などあらゆる場面で使用することができるというメリットがある。

デジタル通貨の構想と、今後の展望

BVIはBVIデジタルエコノミーシンポジウムを開催し、今後のデジタル通貨の展開計画について、独自のデジタル通貨がドルに対して1対1で固定され、取引手数料が削減や取引速度が向上し、BVIslanderと観光客が同様にアクセスできるようになることを望んでいるようだ。Andrew Fahie首相は今回の提携について次のように述べている。

「ブロックチェーンテクノロジーの重要性とBVIが提供する重要な利点は、地域にとって最も重要です。パートナーであるLIFElabsは、そのイデオロギーが実証されており、当社のデジタル通貨計画を通じてパートナーシップを継続することを楽しみにしています。」

これに対してLIFElabsのCEOであるSanjay Jadhav氏は「このパートナーシップにより、私たちはヴァージン諸島に大きな影響を与えることができると思います。イギリス領ヴァージン諸島が世界経済を牽引するには、デジタル通貨の基盤が必要です。」とコメント。意欲的にデジタル通貨の発行を考えているようだ。