中国アリババ、映画配信にブロックチェーン活用
中国アリババ傘下の映画会社アリババピクチャーズは、映画配信にイーサリアム基盤のプラットフォームを利用する計画をしていると中国網が報じた。公開される映画は、現在製作中の「Striding into the wind」の予定だという。
アリババピクチャーズの上級副社長(VP)兼Taopiaopiao(アリババの発券アプリ)のCEOであるLi Jie氏はこのテクノロジーが映画産業の成長を促進するために利用できると語る。Li氏は、中国映画投資及び開発フォーラムで、徴収に進行技術に特別な関心を払うように促し、アリババピクチャーズが既にブロックチェーン技術などの進行技術を利用して中国映画産業を前進させる方法を模索していることを明らかにした。
また、中国の映画産業成長率は、緩やかに減速しているが、他国の同産業よりは良い傾向にあると語り、これは高品質のコンテンツを作る以外に、中国が新たな技術を積極的に採用してきたからという側面もあるという。実際中国のオンラインチケット販売は、全ての発券方法の85%を占めており、米国の40%と比較してもかなり高い比率を占めていることがわかる。
「アリババがなぜ映画を作るのか、それは映画産業が比類なき影響力を持っているからだ。映画産業の経済的影響を計算するとき、映画が社会や関連経済にもたらす大きな利益と影響も計算にいれるべきだ。」
北京ファイナンシャルホールディングスグループの会長である、Fan Wenzhongは、資金は映画開発の大きな原動力であり、それは高いリスク要因でもあると語る。現在の映画ビジネスモデルには、高い財政的リスクと創造性の限界があり、映画と財政を統合するには、資金源の拡大・リスク分散メカニズムの導入・システム基準の継続的な改善に焦点を当てる必要が提案した。
中国網は、ブロックチェーン版Youtubeを目指すシンギュラーDTVと、アリババピクチャーズが映画の配給権に関して契約を行なったとも報じている。