中国に拠点を置き電子商取引サービスを展開している大手企業Alibaba(Alibaba)のクラウドコンピューティング部門は、ブロックチェーン・アズ・ア・サービス(BaaS)を国内のみでなく米国やヨーロッパ、東南アジア諸島でのサ展開を目指していると発表した。
ブロックチェーン・アズ・ア・サービス(BaaS)とは、アリババグループでクラウドコンピューティング部門を手掛けるAlibaba Cloud(アリババ・クラウド)が展開している事業であり、ブロックチェーン事業においても、Linux Foundation(リナックス・ファンデーション)のHyperledger Fabric Blockchain(ハイパーレジャー・ファブリック・ブロックチェーン)アのみでなく、オンライン小売業者の金融サービスアフィリエイトAnt Financial(アントフィナンシャル)で開発されたAnt Blockchain(アントブロックチェーン)もサポートしている。
Ant Blockchain(アントブロックチェーン)は昨年10月にサービスを開始し、スマートコントラクトやコンソーシアムブロックチェーン管理、自動展開、様々なソフトウェア開発などをサポートしている。
Alibaba Cloudは今回発表されたプレスリリースにて「中国のお客様はすでにBaaSプラットフォームのメリットを経験しており、世界中の他の企業顧客にもこのサービスを提供できることを嬉しく思っています」と話しており、Alibabaの創業者Jack Ma(ジャック・マー)氏はブロックチェーン技術が社会的悪影響を排除し、キャッシュレス時代について次のように述べている。
「私はキャッシュレス社会とブロックチェーン技術に特に注意を払っています。鉱山とアリババの仕事は、世界をキャッシュレス社会に移行させることだ。」
Jack Ma(ジャック・マー)氏は以前より、人工知能(AI)・ブロックチェーン・モノのインターネット(IoT)と製造業との結合の必要性を2018世界人工知能カンファレンスにて、説明しており、ブロックチェーンに大きな注目を寄せている。
さらに8月10日、Alibabaはロックチェーンに関する特許を世界最多となる90個の申請しており、それに続いて89個で「IBM」、3位が80個でクレジットカード会社「マスターカード」が連ねるなどブロックチェーン事業がすでに進んでいることが中国の著作物関連のメディア「iPR Daily」の調査で判明している。